本記事は動画の【06:24】辺りから▶新人・アルバイトが辞めない組織の作り方 人材育成 – 仕事の価値は自分でつけろ
子供はなぜマクドナルドに行きたがるのか?
確かにマクドナルドの客席でお食事をなさっている家族の表情は、笑顔ですよね。
子供達は「どこに食べに行きたい?」って言ったら「マック、マック!」って言うんですよ。
はっきり言いますよ。お父さん、マクドナルドに家族で行きたいって思う人ほとんどいません。
いないでしょ?お父さんが自ら「マック行こうよ」って、で、子供が「うーん、マックでいいかな」とかならないですよね。
お父さんあまりマックに行きたくないんですよ。
でもお父さんはマクドナルドに行きます。なぜですか。
子供達の喜ぶ顔が嬉しいからですよ。「これを食体験と言うんだ」って教わったんですよね。
「誰のどんな役に立っているか」があるからマクドナルドは魅力的な仕事
痺れますね。「それならやる」ってなるじゃないですか。
やっぱりその職業、その会社がどんな価値を提供しているのかということを伝えてくれれば、人のやる気スイッチはバチンと入るんじゃないですかね。
でも作業だけ教わったらどうですかね。
「いいからお前ずっと、4時間ポテトだけ作れ。後半は他のポジションにしてやるからとにかく作れ。切らすんじゃねーぞ。」
って言われて、
「はーい!最高のポテトを!」とかならないですね。
「はーい…」ってなりますよね。
でも「食体験なんだ!」って言われたらどうですかね。
「はーい!今も客席でポテトおいしいねってきっと男の子が言ってる。ポテト最高だろ。」
とか言いながら作れますよね。
ポテトを4時間作るのは同じですよ。
同じくらい手首使いますよ。疲れますよ。よく腱鞘になる子いますからね、ポテトばっかりやっててね、こうやってね。います、います。
時々コンテストの前にはここにテーピング巻く子いますからね。
「衛生上問題あるぞ」とか言いながら。
でもね、それぐらい心を込めて働いてる人がいるんです。でも心を込めて働いてる人は、何のためにこの仕事をしてるのかが分かってるからです。
ただ作業だけやってて心が籠る人はなかなかいない。何のためにやってるかですよ。
もっと言いましょう。誰のどんな役に立ってるかです。
家族の笑顔のためにポテトを作ってるんですよ。家族の笑顔のためにドリンクを作ってるんですよ。家族の笑顔のために最高のおもてなしをするんです。
そう思うと、やらずにはおられなくなる。
自分の内側からのやる気スイッチってそんな風に入るんだなって、すごく、今でも思っています。