「こんにちは」から始めない!伝えたいことが伝わる「スピーチ」のコツを伝授!|鴨頭嘉人直伝[3]

人の心を動かす話し方

本記事は動画の【04:08】辺りから▶口下手な人は知らない 人を動かす話し方の極意

「こんにちは」で始まるオープニングがイケないわけ

 

その方はやっぱりよくわかってらっしゃるので、僕が初めて彼女の講座に行ったのはワンデースピーチ講座って言って、3分間のスピーチをとにかくその場でブラッシュアップするってやつなんです。

 

だからいきなり喋るんです。

 

西任さんが丸一日のことなんで、最初30分くらいオープニングで話したあと「じゃあやってみましょう。じゃあ3分間スピーチをしてくれる人?」っていきなり聞くから、僕そういう時何も考えず「はい!」って言うタイプなので、出てから考えようくらいでバァーって行くわけです。

 

で、ブワーっと話すわけです。

 

「みなさんこんにちはー!」とか言って。

 

で、話し終わったら生徒さんがフィードバックをくれます。

 

「いやぁ、素晴らしかったです。感動しました!」とか。

 

「このあと話しづらいです」とか。

 

僕、心の中で「よしよし、そうだろう」みたいな感じで、ちょっとこういう感じだったんで思ってたんです。

 

そしたら西任さんがすーっと立ち上がって、A4の紙3ページ分ダメ出しをしてくれるっていう。

 

すごかったですよ。

 

1個目のダメ出しが「鴨頭さん一番最初になんておっしゃいました?」

 

「『みなさんこんにちは』って言いました」

 

「なるほど」

 

「鴨頭さん、スピーチの中で最も聞き手の記憶に残るのはどこだと思います?」

 

「最後です」

 

みんなもあってたよね?

 

「最後です」

 

「そうですよね。じゃあ2番目は?」

 

「最初です」

 

「じゃあ鴨頭さんが伝えたかった優先順位2番目は『こんにちは』なんですね?」って言われるんですよ。

 

「えー!そんなこと考えてません」みたいな。

 

だから考え方はすごく勉強になる人でした。

 

まあ、それでA4の紙3ページ分やられるっていう。

 

普通のメンタルの人だとズタズタになって、血まみれになって帰るっていうやつです。

 

だから来てる人は大体でかい会社の経営者とか、今現役のプロのラジオDJとかが来てるんですけど。

 

だからプロです。

 

プロに教えてる人だったので、もうズバズバ日本刀で斬りまくるみたいな感じだったんですけど。

 

次回:4)鴨頭嘉人が一番印象に残っているスピーチのオープニングはこれだ!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。