鴨頭嘉人公式|仕事の価値は自分で決めるもの!良い会社や組織の作り方[3]

自分でつける仕事の価値

本記事は動画の【04:20】辺りから▶新人・アルバイトが辞めない組織の作り方 人材育成 – 仕事の価値は自分でつけろ

「日本一のマックバカ」と公言していた鴨頭嘉人

 

僕は元々、マクドナルドで25年働いてました。

 

僕は25年間マクドナルドで働いている間、ずーっと自分のことをこう自己紹介してたんです。

 

「僕は日本一のマックバカです」って。

 

ハンバーガーが好きだからマクドナルドが好きだった訳じゃありません。

 

正直に言います。休みの日、僕はどちらかというとモス派でした。

 

モスバーガーおいしいじゃないですか。コンディメントがおいしいんですよ。ソースとか野菜とかね。最近特に野菜が新鮮になっていいですよね。

 

もう卒業したから大丈夫でしょう。だからハンバーガーが好きなんじゃないんです。

 

僕はマクドナルド…。僕がマクドナルドでアルバイト時代に、社員さんはみんなこう言ってたんです。

 

「俺達はハンバーガーを作ってるんじゃない。俺達は人を作ってるんだ。マクドナルドは人を育てる会社だ。」

 

って。

 

全社員が言ってました。そこに痺れたんですよね。

 

マクドナルドはハンバーガ屋ではなく「人材育成の会社」

 

だってマクドナルドって、アルバイトスタッフさん17万人ですよ。

 

今も元気で働いてくださってます。

 

そして卒業生に至っては、元マクドナルドのスタッフが何人くらいいるかっていうと、もう今だと300万人近くいますね。京都府の人口より多いですよね。

 

しかも初めて、高校に入って一年生になって初めてアルバイトをする子達がいっぱいいるんです。

 

もしもその子達に間違ったことを教えてしまったら、将来不幸な目に遭うのは本人です。

 

だからこそお金を稼ぐ時に伴う責任であったりとか、チームで目標を達成する喜びであったりとか、お客様への貢献する社会貢献と仕事が重なってるという価値観を伝えるのは、マクドナルドの一番大切なコアメッセージ、存在意義なんだってことを社員さんがおっしゃってたんです。

 

僕はそれに痺れたんですよね。

 

「人を作る会社、すげー」って。「ポテトじゃなかったんだ」って。

 

「ハンバーガーじゃなかった。それは単なるツールだったんだ。」って。

 

そして「私達はお客様に食を施しているのではない。お客様に豊かな食体験を提供してるんだ。」

 

って言ったんです。

 

次回:4)会社に価値を感じるからこそ「やる気スイッチ」は入るもの!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。