本記事は動画の【1:06:26】辺りから▶部下から尊敬される上司が行っている、たった一つの方法
スタッフの声なき声を常に聴いていた藤本さんのすごさ
で、急にですよ。
急にその営業本部長のボス、藤本さんがお店の中ですーっと入っていって、お店で働いているアルバイトマネージャーの主婦の人。確か年の頃42、3だと思います。
その主婦の人にスーッと近づいていって一言言ったんですよ。
「なんで入社したいのに、言わへんの?」
その瞬間、その主婦の人がポロポロポロって涙を流されたんですね。
ほんでボスは「思っている通りに生きたらいいやないですか」って言って店出て行って「次いくぞ」って言ったんですよ。
俺何が起きたかわかんなくて「え、ボスちょっと待ってくさだい!」って。
「なんや!」
「いやボスこの店きたことをあるんスか?」
って。
「あるわけないやろ!」
って。
「じゃあ今の主婦のアルバイトスタッフさん会ったことあるんすか」
「あるわけないやろ!」
「じゃあなんであの人が本当に思っていることをわかったんですか?会話もしたことないのに」
って聞いたんですよ。
で、そのときに僕のボスに言われたのがこの言葉でした。
「ええか嘉人。部下の声にならない声を聴けんようになったら、上司はお払い箱やで」
「いらない」って言われたんですよ。
鴨頭が20年間続けている「声にならない声を聴くトレーニング」の原点はこれだった
「部下の言ってることを聞いてるやつはいらんと。部下が言えない声を聴けるからお前が必要なんやで」
って言われて衝撃を受けました。
僕はそんなことを考えたことなかったからです。
僕ねコミュニケーション能力が高いといって評価されてスーパーバイザーなったんです。ところが打ち砕かれた瞬間でした。「お前なんかいらんねん」って言われたんですよ。
「部下の声ならん声聞けんようなお前は必要ないわ」
って。
で、この日から僕は部下の声にならない声を聴くトレーニング始めました。今もやってます。
だから実際これを言われたのは僕が東京に来たばっかだから33歳ぐらい。今52歳述べだから20年前ですね。
20年間まだやっています。声にならない声を聴くトレーニングを。