鴨頭嘉人公式|信頼関係を築くには「聴き力・洞察力・承認力」を磨け![33]

本記事は動画の【1:08:52】辺りから▶部下から尊敬される上司が行っている、たった一つの方法

部下の背中を見てセリフを考える。鴨頭の「洞察力」を養うトレーニング法

で、僕がその時から20年間今もやり続けているトレーニング方法を言って「洞察力」のパート終わりにしますからね。

 

どういうふうにやっているかと言うと、部下の声にならない声を、例えばですよ。アニメのシーンのようにするんですけど。吹き出しで考えるんです。

 

どういうことかというと、例えば部下に、例えば書類のね、コピーを頼んだとしましょう。仮にね。

「ちょっとこれコピー取ってきて」つって、田中君でもいいですよ「田中!ちょっとコピー取って来て」って言うじゃないですか。

 

田中くんが「はいわかりました」とかって行くじゃないですか。その時に田中君の後ろ姿を見ながら田中君に吹き出し。吹き出しってわかります?

 

(ホワイトボードに書きながら)田中君がいるじゃないですか。

で、普通声になる声こういう吹き出しですよね。で、ここでポイントなるのはこう(頭で考えている吹き出しのイメージ)ですね

 

漫画ってこう表現しますよね?

つまり、田中君が言った言葉は「はいわかりました」。だけどその時にどう思っているかを吹き出しの中に言葉を入れるというトレーニングをやってます。

 

意味わかります?勝手に想像するの。

 

「田中君ちょっとコピー取って来て」

「はいわかりました」

 

<田中くんの頭の中>

「なんで俺ばっかなんだよ」

「だってさ。山下の方が俺より新人なのに、なんでずーっと俺ばっかりこんな駒使いなんだよ」

 

という声を自分で想像するんです。相手が言ってなくても。

 

で、想像したらある程度「ほんとに思ってるな」っていうのがわかってくるようになってきます。セリフを入れるからです。

 

セリフを入れないとわからないですよ。セリフを入れると「本当に思ってるんだろうな」みたいなのが分かってくるんですね。

次回:34)「洞察力」を身につけるには相手の感情ではなく「〇〇」で考える!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。