本記事は動画の【36:19】辺りから▶部下から尊敬される上司が行っている、たった一つの方法
「聴く」というのは意味を理解するのではなく目的を達成すること
なぜかというと、ここで言う「聴く」とはいいですか?定義を言いますよ。
あなたがわかったではダメです。相手が「うわぁ聴いてくれている」と感じるレベルで聴くです
もう1回言いますよ。ここで言う「聴く」とは、あなた自身がわかったではダメです。話している相手、例えば部下だったら、部下が「うわー聴いてくれてるわー」って思って完了です。
それが「聴く」という目的です。いいですね。
「聴く」という意味じゃないですよ、目的ですよ。コミュニケーションは目的を達成しなければ意味ないんで。
自分がわかったら終わりという聴き方じゃ足りないんです。
「うわぁ聴いてくれてる」と思ってくれた時に「初めて受け入れられてる」とか「話して良かった」とか「相談するならこの人だなぁ」とか「自分ってここにいていいんだ」と心の報酬が入るんです。
いいですね。あなたが聴いただけで相手に奉仕を与えていればOKです。
相手に報酬が渡ってなければ、それはまあ普通に聞いてはいますがここで言う「聴く」はできてない。そういう認識でいてください。
私たちはみんな子どもの頃「聴いてもらえた」。でもあるきっかけで「聴けなくなった」
わかってきました?はっきり言いますよ。このレベルができただけで劇的に変わりますからね、信頼関係は。
私たちはね、話聞いてほしいんですよ。とにかく聞いてほしいですよ。それは子どもの時からそうですよ。
子どもの時そうじゃありませんでした?外に出て1人でできるようになって保育園とか幼稚園行くようになって家に帰ったら最初になんて言ってました?
「ねえママ聴いて聴いて」って言ってたんですよ、みんな言ってましたよ。でも小さい頃にお母さん聞いてくれたんですよ。
「ねえママ聴いて」「なあに?ゆか」って。
「今日ね今日ね、みかちゃんがね、あの忘れ物して先生に怒られたんだよ」とか「あぁそうなの。ゆかはちゃんと持っていって偉かったね」って言ってくるんですよ。
ところがですね。毎日のように
「ねえママ聴いて」
「何なの?」
「みかちゃんがまたねー忘れ物してね、先生に怒られたんだよ」
「そうだったの」
「ねえママ聴いて!あのね、あのね、またね、みかちゃんがね忘れ物したんだよ」
「ちょっとねママも忙しいから」
って言うんですよ。
その時にゆかちゃん思うんです。
「そうかママは私より大切なことがあるんだ」
って。
するとゆかちゃんは次の日「ママ聴いて」と言わなくなります。
それが職場でも起きます。