本記事は動画の【23：11】辺りから▶「伝える力」よりも、一生使えるホンモノの学ぶ力を育む『聴く力』とは？
売り手の考えだけを盛り込んでもものは売れない
例えば缶煎茶ってお茶があったんです、缶煎茶。
これ全然売れなかったから、ネーミング変えたらしいです。
「お〜いお茶」です。
お〜いお茶は最初缶煎茶。
煎茶を缶で出したいっていう。
だから意味的には合ってるんです、煎茶だから。
缶、煎茶。
全然売れなかったんだって。
なんでかって言うと煎茶って敷居が高い言葉なんです。
缶ジュースって敷居が低いんです。
アンマッチだったんです。
でもそれをやりたかったの売り手は。
だから売り手の思いを入れちゃったわけ。
でも売り手の思いは届かない。
これ名言だな。
売り手の思いは届かないです。
ちょっとここに少しだけ補足をわざと入れると、「そのままでは」って入れた方が良いかもしれないね。
売り手の思いはそのままでは届かないんです。
加工しないと。
缶煎茶っていうのは売り手の思いなんです。
缶というカジュアルに煎茶って俺書けないわ。
こうか、ありがとありがと。
缶煎茶、これ売れないんです。
思うよね？
意味わかる？
音だけだともっとわからないね。
漢字で書いたら意味はわかるよね。
でも意味はわかるけど、「煎茶をなんで缶で飲まなあかんねん」ってなったってことでしょうね、きっと。
もちろん飲みたいと思った人もいたでしょう。
煎茶が好きっていう人ね。
でもそんな人、缶ジュース飲む？
煎茶飲むって言うのはお茶じゃないと思うんです。
空間だと思うんです。
タイミングとか入れ物とか全部含めて。
それ「缶は煎茶じゃないだろ」ってなったんだと思うんです。
でもお〜いお茶はどう？
カジュアルだよね？
お〜いお茶、絶妙だよね。
これ缶ジュースを飲む人にぴったりだったんです音が。
文字もひらがなでお〜いお茶って。
なんかポーンって感じね。
チャリーンぽこぽこーんってこのカジュアルさと、お〜いお茶合ってますよね。
チャリーンぽこぽこーん、缶煎茶っておかしいでしょ。
合ってないですよね。
重すぎよね。
100円、缶煎茶みたいな。
シュポン、缶煎茶みたいな。
全部合ってないんです。
そういう思いは届かないんです。
