部下の指導は会社の制度では不可能。「人間にしかできない」ことだ
承認は、人間にしかできないんです 。
見てくれているという仕組みは作れません。
これはね人にしかできないんですよ。
個人がやっていくしかないですよ。
だから今日の内容はめっちゃ重要です。
今日の内容を一人一人の方が意識してやってくれれば、会社の仕組みでほかはなんとでもなります。
逆にいうと会社の仕組みとして洗練されたものを導入して、理屈的にも非常に正しかったとしても、自分の上司が見てくれているという感覚がない社員さんにしてみると、
「褒める」は釣る道具に感じるし、「叱る」は罰則にしか感じられなくて、非常に居づらい会社だと思うようになります。
つまり、カルチャーですね。
カルチャー。
カルチャーって、仕組みじゃ作れないんですよ。
人なんですよ。
一人一人なんですよ。
もっと言うと皆さんはパワフルに褒めたり、パワフルに叱れるようになるんです。
ここをやっておけば。
でも一応言いますよ。
そんなに簡単じゃない面があります。
「承認の感じ方」は人によって個人差がある
それは何かというと承認してれば、できるわけじゃないから。
相手が見てもらえてると感じてるかどうかなんで。
個人差があるんですよ。
それは誰の個人差か。
相手の個人差があります。
要は承認を感じやすいタイプと、承認を受け取りづらいタイミングみたいなのがあります。
人間というのは、まあ僕は一つの例え話をして、
「人はみんな心の中に承認のバケツを持って生まれてきている」
っていう風に言ったりします。
これはたとえ話ですけどね。
心の中に承認のバケツがあって、それがいっぱいになってる人って、
めちゃめちゃ生き生きしてるし、バケツがいっぱいなんで、それを誰かに渡そうとする。
だからその子自身が他の人も承認してるんですよ。
「いやいや先輩もすごいですよね」とか
「うちの社長カッコイイっすよね」とか
「うちの会社最高っすよね」とか
「いやあのお客様本当にいつも御贔屓にしてくれて」って
他人を承認しちゃうんですよ。
心の中の承認のバケツがいっぱいで溢れかえってるから。
反対にバケツが空っぽな人がいます。
こういう人はいつも誰かを責めているか、もしくはいつも誰かのせいにしています。
だから皆さんの周りに誰かを責めてばかりいる人や、いつも誰かのせいにしている人がいたらこう思ってください。
「心も承認のバケツが今空なんだな」って、
そういう受け取り方をしてあげてください。
「そういう性格なんだアイツは」っていうのは浅すぎ。
もうそういうのやめましょう、浅いんで。
そんなことはね評論家や学者がやればいいんですよ。
私たち学者じゃないです。評価したって意味ないですよ。
人を活かさないと意味ないんですよ。
だとしたら「ああ今承認のバケツが空っぽなんだな。よし注いであげよ」
これしかないです。
これしかないですね。
じゃあどうすればいいか。