本記事は動画の【13:10】辺りから▶「もう人間関係で悩まない!」人生をもっと楽に生きる4つのコツ
「てんでんバラバラ」に逃げた人々の生存率
で、実際に3.11の時に何が起きたかと言うと、その中学校に本当に津波が来てしまったわけです。
その時にもちろん指定の避難場所はあるんです。
なきゃ、学校って行政から指導を受けて開校できませんから。
ルールですから、これは変えちゃダメなところです。
ルールがあります。
小中学校には指定の避難場所があります。
学生も知ってます。
そしていざ津波が来た時に、その避難場所に向かおうとした中学生に先生がこう言ったそうです。
「てんでんこだ!」って言ったそうなんです。
そこからある中学生が「あそこじゃない、もっと高いあの場所に行こう」って言って動き始めて、もちろん全員がその中学生ひとりについて行ったわけではなく、それぞれがてんでんバラバラな道順で行ったそうです。
だからものすごい速いスピードで一番高いところにみんなが行けたということ、同じ経路じゃないから。
もし同じ経路だったら渋滞が起きてしまって、もしかしたら危ない子も出たかもしれない。
少し動きが遅い子、判断が鈍い子、足が遅い子、もしかしたら足に障がいがある子、もしくはその子を助けようと思ってその子に肩を貸した子も津波に飲まれていたかもしれません。
この地域の小中学校の生存率99.8%だったそうです。
ほとんどの小学校中学校が半分亡くなったりしたようなあの3.11で、です。
それは津波てんでんこという考え方を日常から共有していたからだそうです。
津波てんでんこ、これを私たちの日常に持って帰れる4つのポイントがあります。