僕が独立して講演家になると決めてから、約10年の月日が流れました。
10年経って、今改めて思うことがあるんです。
それは「非常識人こそが、世界を変えるんだ」ということ。
ところで皆さんは、この数字が何を表すか知っていますか?
「6.3%」
これは、今ある会社が10年後に生き残っている確率です。
つまり、その他の約94%の会社は、10年後にはなくなっているということです。
社会人になる前、私たちは大人にこう言いきかされましたよね。
「一般常識を身につけろ」
「常識人であれ」
でも、94%と6%だったらどちらが一般常識ですか?
そう、94%の方が一般常識ですよね。
つまり一般常識の通りに動いていたら、その会社は潰れてしまうということなんです。
だからあなたがもし何かビジネスをしている、またはしようと思っているならば、絶対に一般常識とは違う社会人になって下さい。
「非常識人になれ」ということです。
考えてみれば、そうですよね。
普通にやって、売り上げが上がり続けている店なんかないです。
だって、日本の人口は減り続けているんですから。
だから、あなたが次なる一手を打つならば、他の人と違うことを考えるんです。
もちろん、その時周りの人は言います。
「そんなの、絶対うまくいかないよ」
「そのやり方でうまくいっている会社、聞いたことないよ」
「やめとけば、、、?」
でもね、そこでひるまないでほしいんです。
だって、その声のほとんど全てが、正確に言うと「93.7%」の一般常識的な意見は、
「間違っている」んですから。
例えば飲食業の人がいたとしますよ。
「人口は減っているけど、人の食べる量を1.5倍にすれば売り上げは上がるな」
「今から日本人を1日4食に変えてみるのはどうか」
こんなこと言っている人がいたら頭おかしい、非常識人間だって思いますよね。(笑)
でもね。
それをやってのけた人がいます。
昔は全世界1日2食だったって知っていましたか?
昔は、人は朝ごはんを食べていなかったんです。
そして朝食という文化を作った最初の人が、意外と思うかもしれませんが…
エジソンです。
エジソンというと「白熱電球を発明した人だっけ…?」
くらいの認識の人、多いと思います。
もちろんその発明もものすごいですよ。
常識では考えられない、非常識な程の発想と努力があったと思います。
でもね、もう一つ、エジソンの「非常識人」たる大発明を知っていますか?
それはトースターです。
トースターと言えば、そう。
朝食を思い出しますよね。
トースターっていうのは、breakfast(朝食)という新しい文化を世界に浸透させるための発明だったんです。
breakfastの語源は、
「break(壊す) + fast(ファスティング=断食)」
断食、つまり「食べない」ことになっていた時間を「壊して」食べる時間にする。
これががbreakfastの語源ですからね。
人の食事が1日2食から3食になったら、どうなるかわかりますよね。
全飲食業の売り上げが30%上がるんです。
これ、とんでもない政策だと思いませんか?
世界中の人間の食べる量を30%増やすんですよ。
大革命です。
エジソンが生きていた頃、エジソンの周りの94%の人、いや99.9999…%くらいの人が
「そんなの非常識だ」
と言ったと思いますよ。(笑)
でもエジソンは行動することを辞めなかった。
非常識人であり続けた。
だからこそ、世界を変えることができたんだと思います。
「エジソンはすごいこと思いつくなぁ」
って、思いましたか?
いいえ、本当は私達だって、それぐらいのアイディアを生み出せる脳は持っているんです。
ただ、思いついたとしても
「まぁこれは常識的に考えて無理か」とか
「周りにバカにされそう」とか
そんな風に「常識人」になって、行動を制限しているだけなんです。
だから、あなたがもし、心から考えたこと、思うことがあるなら、堂々と言っていいんです。行動していいんです。
それで周りから非難されたら、
「やったー❤️周りと意見の違う非常識人になれてる❤️」
って大喜びすればいいんです。
非常識人が、自分を信じて行動したときにのみ、世界は変わるからです。
もちろんね、今すぐエジソンみたいに本当に世界経済を根底から変えるようなことはしなくていいんです。(笑)
あなたの変えられる、あなたの影響力の範囲で、できることをしたらいいんです。
周りがなんと言おうとね。
僕も独立して10年。
6.3%には入りました。(笑)
でもね、まだまだ行きますよ。
周りの人からなんと言われても、自分の信念を貫き、そして行動し続けます。
みなさんも、もしも今チャレンジしたいことがあったり、なりたい自分像があるのに「常識」に捉われて動けずにいるならば思い出してください。
「非常識人こそが、世界を変えるんだ」
ということを。