その日、僕は
話し方の学校大阪校の
入学体験講座の為に
東京から大阪に向かっていました。
新幹線に乗って新大阪に着き、
御堂筋線で本町駅に向かう途中の
電車の車内です。
たくさんの大人が…
イライラした様子で乗っていました…。
僕が乗っている車両全体を観察すると、
約8割の人が…
眉間に皺を寄せて
スマホの画面を見ていました…。
中でも
強烈な
負のオーラを
放っていたのは…
僕の隣に立っていた男性。
『マジ？！
演技じゃなくて
こんなに完璧な
貧乏ゆすりって
あんのか？！
吉本新喜劇の
芸人レベルじゃん！』
ぐらいイライラしながら
身体を揺すらせて乗っていました…。
イライラを周りに
撒き散らしている大人が…
車内を埋め尽くしていました。
【 人は環境の動物 】
きっと、この負のオーラも…
目に見えない所で影響し合っている。
そう思わずにはいられませんでした…。
こんな時…
僕はスイッチが
入るタイプです！！
「こんな状態で
いいのか？！
この電車に子供たちが
乗って来て…
こんな大人の姿を
見たら…
未来に希望なんて
持てるハズがない！！
鴨頭嘉人よ！
お前は世界を変える
男だろ！
このままで
いいのか？！」
はい！！
誰にも頼まれてないのに入る
勝手に正義感スイッチ
です(笑)
僕はこんなシーンでは…
心の中で自分に、ある質問をします。
その質問とは…
『今、自分に
出来ることは
何だ？！』
という質問です。
僕はこの時、
こんな答えを導き出しました！！
『よし！
笑ってみよう！！
まずは僕が！
口角を上げて！
笑うんだ！！
この車内の空気を
僕から変えるんだ！
これは、
世界を変える
アクションだ！！』
はい♡
完璧に…
妄想ヒーローモード
突入です*(^o^)/*
はい♡
よくやってます(^_−)−☆
そんなタイミングで…
梅田駅で
ある親子が
乗ってきました。
お母さんと小さな男の子です。
「ヒロくん」
とお母さんに呼ばれていた
その男の子はおそらく
３歳から4歳ぐらいの小さな男の子でした。
『ヤバイ！！
この車内の大人が
生み出している
負のオーラは
まだ変わっていない！
この純粋無垢な
男の子に
この負のエネルギーが
伝染してしまう…！！
なんて申し訳
ないんだ！！』
僕は焦っていました…。
そんな僕の心の葛藤を知ってか知らずか？！
お母さんに男の子が…
こんな言葉を投げかけたんです…！！
「ねえママ！
ヒロくんに
何か質問して！！」
僕その瞬間！心の中で…
「おおお〜！！
奇跡の
コミュニケーション
だ〜！！」
と思いました！！
だって…
「僕に何か
質問して！！」
って、凄くないですか？！
でも、その時…
僕はこう思ったんです！！
『きっとヒロくんは
言葉を覚えて
話をするのが
楽しくて仕方ない！！
そんな時期なんじゃ
ないか！！』
って(^_−)−☆
そして同時にこうも思いました！！
『でもその喜びって…
小さな子供たちだから
特有の喜びではなく…
全ての人の
根源的な喜び…
つまり
コミュニケーションは
人間しか味わうことの
出来ない…
生物としての根源的な
喜びなんだ！！』
そう確信しました*(^o^)/*
そして！そして！そして…！！
僕の耳はダンボに
なりました
だってこの後…
お母さんはヒロくんに
何か質問をするんですよ！！
『いったいどんな
質問を
するんだ？！』
興味津々で耳をそばだててました*(^o^)/*
そして…
お母さんはこんな質問をしたんです…！！
「ひろくんは
何が一番すき？
将来何をしたいん？」
おおおおおおー！！
ナイスな質問〜*(^o^)/*
「ひろくんは
何が一番すき？
将来何をしたいん？」
って、言葉を覚えたての
男の子にする質問にしては…
レベル高くないか〜？！
しかも…
一度にダブル質問じゃないですか〜(≧∀≦)
お母さんも中々やるなー*(^o^)/*
そう思いましたー♡
しかし…
その後の男の子の答えを聴いて…
僕は天地が
ひっくり返る
程の…
衝撃を
受ける事に
なりました…！
「ひろくんは
何が一番すき？
将来何をしたいん？」
という質問へのヒロくんの答えは…
「僕は、
ママが喜ぶ顔が
一番好きやで！
だから大人になったら
ママが喜ぶこと
い〜っぱい
すんねん！！」
「 …！！！！！！！」
それまで車内に充満していた
澱んだ空気が…
一瞬にして変わった
奇跡の瞬間でした！！
大げさではなく…
空気が変わったのが
明確にわかりました！！
車内の女性は全員…
それまで、眉間に皺を寄せて
スマホを見ていた女性が…
ひとり残らず
笑顔に
変わっていた
んです！！！！！
男性の方も…
女性ほどは表情に出ませんが、
明らかにイライラした
雰囲気が無くなり…
僕と同じように全ての乗客が…
ヒロくんとお母さんの会話を
聴いていた事が
証明された瞬間でした*(^o^)/*
そして！そして！そして…！！
この車内の
No1イライラ代表者だった…
貧乏ゆすりを
していた
おじさんが…
動きました…！！
「こんな笑顔に
なるのか？！」
っていうぐらい顔をくしゃくしゃにして…
ヒロくんに声をかけたんです！！
「ええ子やなー！
坊ちゃんは絶対
幸せになるわ！
間違いない！
おっちゃんが
保証するで！！」
って…*(^o^)/*
よっぽど嬉しかったんでしょう♡
おじさんはヒロくんの将来を
保証してくれました(笑)
それまで、イライラが
充満していた電車の中が…
ヒロくんのたった一言の…
言葉の
チカラ
で変わった！！！！！
まさに…
言葉のチカラで
世界が変わった
奇跡の瞬間
でした*(^o^)/*
僕の心は踊っていました！！
ドキドキとワクワクが
止まりませんでした*(^o^)/*
「凄いぞ！凄い！！
世界は変えられる！！
どんなに状況が
良くない時でも…
言葉のチカラ
を信じて伝えよう！！
だって…
世界を変えられる
んだから！！！」
私たちはいつも、
言葉の
チカラ
を使って生きている。
会社で働いてる時も…
友人や恋人と過ごす時も…
家族といる全て時間も…
言葉の
チカラ
で繋がって生きている。
でも、時々…
私たちは忘れているのかもしれない…。
言葉の
チカラ
の偉大さを…。
無意識のうちに誰かを
批判したり否定したり…
言葉のチカラを忘れて
大切なものを壊してしまう…。
その時、教えてくれている
のかもしれない…
『言葉のチカラを
思い出しなさい』
と…
その赤信号として…
人間関係の問題
が生まれている。
僕は、そんな風に感じました…！！
ありがとう！
ヒロくん*(^o^)/*
大切な事を心に刻む事が
出来ました！！
言葉の
チカラ
もっともっともっと…！！
大切に生きます*(^o^)/*
世界を変えた
小さなヒーロー
ヒロくんは…
電車を降りる間際、
大好きなお母さんに
こんな言葉を…
プレゼントしていました
「ママ！！
僕、今ええ事
言うた？！
ママも
みんなも
笑顔になる事
言うた
もんな！！
僕、ええ事
言うたな！」
お母さんはちょっと恥ずかしそうに…
「そうね、ひろくん。
でも、もうちょっと
小さい声で言うて…」
ヒロくんの興奮は止まりません*(^o^)/*
「うん！！
僕な！
ママが喜ぶこと
言うで！！
僕、これからも
ず〜っとええ事
言うからな！！
今、決めた
んや！！」
ヒロくん…
あなたはもう、
世界を変えています♡
