組織改革に絶対欠かせない「ビジョンの力」とは?|鴨頭嘉人公式[12]

ビジョンの力

本記事は動画の【22:45】辺りから▶二流のリーダーは危機感を煽る!一流のリーダーは◯◯をする!

ビジョンを掲げることで心が変わる

 

一生懸命働いてたんですよ?店舗ビジョン作る前も。

 

サービスタイム計って、指導して、そして店長も「わかりました。スーパーバイザーが言うんだったらやりますよ」とか言って、「じゃあ来週楽しみにしてるよ」とか言って、めちゃめちゃ仕事してる感ありました。バリバリやってました。

 

ところが根本の、言ってみれば心の部分がなかったんです

 

オペレーションばっかりやってて。なんのためにこれをやってるのかわかんなかったんです。

 

サービススタッフたちは、サービスタイムを短くしようと思ったんじゃないんです。

 

「新宿NSビルで働いているサラリーマンの人たちがきっと疲れてるだろう」と思って、そのためには「少しでも早く提供しよう」と思って動くようになったんです。

 

わかります?3秒短縮するために動いたんじゃない。

 

「お客様を待たせたくない、少しでもゆっくりコーヒー飲んでいただきたい。」

 

そう思って働くようになったんです。

 

だから心が変わったから、タイムが短くなって、売り上げが上がったということです

 

それがビジョンの力です

 

ビジョンによって変わったいいことは、人から人へと伝染する!

 

だからビジョンはオペレーションを変えるんじゃありません。

 

ビジョンは心を変えるんです

 

一人一人のやりがいとか、働く意味を変えるんです

 

これ以外にないと思います。

 

もちろん給料2倍にすればみんな頑張るかもしれないけど、そんなのはリアリティがないです。

 

そんなことしたら赤字になって潰れるだけだから。

 

でも心が変わるのはコストかからないです。

 

でも、全然働く時の気持ちが変わって、そして行動が変わって、最終的に結果、この事例で言うとサービスタイム、時間が短くなって売り上げが上がる。

 

それくらい大きな変革が起きたということです。

 

まあ、言ってみれば全てが変わりました。

 

お客様を見た時の気持ちも変わってるんで。

 

「みなさんお疲れなんだな」って思うから、例えば接客しているサービスパーソンであれば「午後も頑張ってくださいね」って言えるようになってくるんです。

 

マクドナルドのオペレーションにはないですよ?

 

「午後も頑張ってくださいね」ってセリフは。

 

「ありがとうございました。またのご来店お待ちしております」って教えますから。

 

ところが新宿NSビルのスタッフは自分で喋るようになっていったんです。

 

「午後も頑張ってくださいね」って。

 

別にそんな指導してないけど。すごく多くなりました、「午後も頑張ってくださいね」って。

 

誰かが言ってそれ素敵だなって思ったのかもしれないね。

 

伝染していくんです、そんなことは。だからビジョンを聞いて動くんで、自分もビジョンを喋るようになる。そんな風に変わっていきます。

 

それぐらい言葉が変わると心が変わって、働きがいが変わって、結果が変わる。

 

こういう風に大きく深く回していくことができるんじゃないかなって思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。