本記事は動画の【18:50】辺りから▶モチベーションが爆発する3つの仕組み
数々の「当たる」キャンペーンを生み出したのは鴨頭嘉人ではなく「スタッフ」
僕だっていっぱい考えてたんです、店長だから。
で、僕は決裁権限があるので僕の考えたキャンペーンは全部やります。
ところが結論だけ言います。
僕が考えたキャンペーンは全部滑りました。
当たらないんです。
ところがアルバイトスタッフさんが考えたキャンペーンはどんどんお客様に喜ばれて、売上ぐいぐい伸ばしました。
そうです。
お客様のことを知っていたのは、僕よりもアルバイトスタッフさんの方が知ってたんです。
お客様と同じ生活習慣を持ち、お客様とより多くのコミュニケーションの時間を持ち、働きながらも客観的にお客様の目線で自分達の会社を見る力があったのは、店長なんかよりも遥かにアルバイトスタッフさんの方が総合能力は上だったということです。
僕はこの店で初めて教わりました。
アルバイトスタッフさんの力がこれだけ売上を伸ばす、数字を変えるんだってことを。
僕はそれまで仕事というのはタイトルや役職によって差別していたんです。
例えば「本来キャンペーンを考えるのは本社のマーケティング本部の仕事だと。店舗独自のキャンペーンであれば店長や社員の仕事だと、決まったことをやるのがアルバイトだ」と僕はそれまで思っていました。
でもこの店では全てが変わりました。
アルバイトスタッフさんが自ら考えアクションして、お客様に喜んでもらい、成果を出していく。
そんなことが起き始めたからです。
マクドナルド史上初!驚異的な数のキャンペーンを実行し売上が徐々にあがっていく
今でもそうなんですけど、マクドナルドって1ヶ月間のキャンペーンって2個か3個って決まってます。
大体2,3個だよね、キャンペーンって。
何でかって言うと、あまりにもキャンペーンを重ねて打っちゃうと、キャンペーン1個1個のセールス効果が薄れるだけじゃなく、さらに大変だから。
スタッフがボロボロになっちゃうんです。
そうじゃないですか?
キャンペーン1個でも大変でしょ?
価格の変更、レジの変更、POPの変更、それからオペレーション手順の変更、原材料の変更、トレーニングシステム全部変えなきゃいけない。
だからあまりにもキャンペーン重ねると、くたくたになって、かえってベースセールスを落とすリスクがあるんです。
でもこの店ではみんなキャンペーンが大好きになっちゃったんです。
だってやればやるだけ売れちゃうんですもん。
やったの全部当たるんですよ。
あ、僕が考えたキャンペーン以外は。