レンタカーで走っている時に
「あー! テラ 海だぞ」
と
急にバーッと見えてきたから
「海だぞ」
って言ったら
「ほんと 海っすね」
とかって
海感 全然なかったなと思いながら
「そうっすね」
とかって走ってたわけだ
しばらく走ってて
でもさ潮の香りがしねえと
「テラ
これ湖じゃねーか?」
って言ったわけ
「いや 海っすね」
って言って
「いや でもだいぶ
淡水感があるぞ」
と
「何となく潮の香りが
まったくしないし
向こう岸が
見えてる」
と
「これ湖じゃねえか」
って言ったわけ
そしたらテラはほら
あとカーナビはあるけど
カーナビってほら
レンタカー屋のカーナビだから
ちょっと心配だったわけ
何なら行きにカーナビちょっと間違えてたから
テラが 帰り道にその海が見えてきたから
こうやって地図を持ってたわけだ
自分のiPhoneで
要はカーナビプラス
テラiPhone
テラ助手席 俺運転席
「あれは海じゃなくて
湖じゃねーか」
って言ったら
「いや海ですね」
っていうから
「いや ちょっと待て」
と
「スマートフォンって
こうやれるの
知ってるか?」
と
「こうやったり
こうやったりできる」
と
「今お前はこうなってるから
こうやってみろ
やってみろ」
と
やってみろと
「やると そこが湖か
海かわかるはずだ」
って言って
「はい」
とか言ってピューってやったら
「湖です」
だって
サロマ湖だったんですけど
要は止まっちゃうと何もわかんないんですよ
最初海だと思ったんですよ
テラも海だと思ったわけ
でも何か感じたわけ
海じゃないんじゃないかって
でも
「海です」
って言い切ったら
もう終わり
知った気になってるわけ
わかってる
海だと思っちゃったら
そこで僕らは何も
わからなくなるんですよ!!
でも これ違うかもしれないと
間違ってるかもしれないと思うから
ってやるわけやんか
ググったりするわけやんか
そしたら そこが湖
だってことがわかって
「これが
サロマ湖って
いうんだね」
って言って
サロマ湖ってのは
観光で人が来るんだねって
わかったりするわけだ
そうやって
いっぱいあったよ
知らないものが
何か白い
白い何だこれ?
こんなこれぐらいの白い箱が
道の両脇に 何十個 何百個と
あるんだよ 白い箱が
「テラ あれ何だ?」
って言って
さっきあのサロマ湖で
俺もう激怒りしてるから
「調べます」
とかって
「ググります」
「調べろ」
って言って
調べてたら
「草です」
とか言うわけ
「いや 草じゃねえだろう」と
「白い箱なんだから
草じゃねえぞ」
「あの中に草が入ってます」
「そう言えよ」
みたいな会話をずっとしてるんですよ
わかります?
要は それはテラはわかったんですよ
Googleで検索してるから
肥料になる草が
雪だったりとかいろんなものにさらされて
すぐに枯れたりしないように
湿り気とかも含めて
その箱の中に入れておくと
その草の持ちがいいわけだ
何でかというと
人口より牛が多いの
これは本当ね
ディスってるんじゃなくて
本当に人よりも牛が
多い街なのよ そこは
牛ね
モーの牛がめっちゃいるから
その牛さん達のご飯を溜めている箱が
何百個 何千個ってあるわけ
テラはググったから
わかったわけだ
ああこれは それをちゃんと
枯れないように
溜めている箱があるって
でも説明する時に
「あれは草です」
わかんねーって
「そうやって
コミュニケーションって
いつも言葉足らずで
誤解を受けたり
信頼落としてるんだよ
お前は現場でも」
っていう会話を
北海道のレンタカーの中で
会話するんですよ!!
めっちゃ勉強だよね
だってお前 年いくつだ?
26歳
26年そうやって生きてきたのよ
「あれは草です」
って言って
「いや海です」
って言って
わかります?
サロマ湖を
「海です」
って言い切って
白い箱を
「草です」
って言い切ると
信頼されないんですよ!!
でも自分はわかった気に
なってるからなのよ これ
わかります?
海だと思った
だからわかった!!
だから「海です」
って言っちゃうわけ
あの白い箱 自分で調べた
草が入っているってわかった
だから
「草です」
っていうわけ
わかる?
これ自分がわかった気になってしまって
相手のことがわからなくなるから
コミュニケーションも
うまくいかなくなるってこと
知らないことを知るっていうことが
どれほど面白いかですよ
そういうことを考えていると
例えばさっきの例だけど
テラが嘘ついても
腹立たなくなるわけ
だって嘘ついてるんじゃん
「これ海じゃねーだろ」
「海です」
って 嘘だよね!!
嘘だよね!!
「この箱何だ?」
って調べました
「草です」
って 嘘じゃん
でも人がそういうもんだっていう理解をしてるわけ
俺 勉強して
要は自分が知っているものが
全てと思うし
自分の知ってるものと
他の人が知ってることが
違うってことを
忘れるってことも勉強したから
腹は立たないのよ!!
こいつ損してるなって思うだけ
だから できるだけ損しないように
トレーニングしてあげたいなって思うだけ
だから僕がすごい人間ができていて
優しいからトレーニング
してるんじゃないんですよ
僕が勉強したから
トレーニングできるようになっただけ
意味わかりました?
そりゃそうだ 僕はそんなに
元々トレーニングが好きで
トレーニングのために
生まれてきた人間じゃないから
どっちかというと
「世界変えたい!」
とかいう人間なんで
どっちかというと
生産性の高い賢い連中が
僕の意向とかを読み取って
先読みして動いてほしいんですよ
僕どっちかというと
もう面倒くさいんですよ
ああいうやつ
でも僕が勉強したから
彼と一緒に仕事が
できるようになったの
それだけ
優しいからじゃないよ!!
愛にあふれているからじゃないよ
どっちかというと勉強したから
だから これ男子特にね
男子ってそんなに
愛にあふれてないのよ!!
男子って基本的に
愛にあふれてないから
だって必要ないじゃん
男子って元々 獲物追っかけて
こうやって狩るために
生まれてきてるんだからさ
愛 そんなに重要じゃないのよ
女の人は違うよ!!
実際に産むかどうかは別にして
子どもを産んで育むという役割が
元々備わっているから
愛でできてるから
男の人は愛なんて
ゼロじゃないけど
あるけど だいたい忘れている
それよりも愛よりも
重要な案件があるから
獲物を獲ってくるという
そっちに集中しているからね!!
だけど勉強すれば
愛がそんなに大きくなくても
いろんな人と一緒に
働けるようになれるんですよ!!
僕はその例のひとつだと思います!
別に愛にあふれてるから
いろんな人と働けるんじゃなくて
勉強したから
働けるようになっただけ
だって元々は自分の基準に
合わないやつは
「お前クビだ」
って言ってクビにしてた人間だから
マクドナルド時代に
しかもクビにする権限もないのに
だってサラリーマンだからね!!
本当はクビにできないもんね
でもガンガンクビにしてたからね 昔は
そういう人間です!!
だから愛にあふれてるんじゃない
勉強したの
だから学ぶことって
まるで周りから見たら
人間性が豊かになったぐらい
変われます!!
勉強って それくらい
価値があるんですよ!!