鴨頭流トーク術!大したことない話を「面白い」に変える3つの方法[3]

大したことない話を「面白い」に変える3つの方法

本記事は動画の【05:33】辺りから▶大したことない話を「面白い」に変える3つの方法

ファミリーマートに入ってきた小さな救世主

 

1人の女の子が入って来たんです。年の頃は7歳ぐらいです。

 

彼女はこんなふうにファミリーマートに入ってきました。

 

「美味しい、ジューシー、ふなっしー♪美味しい、ジューシー、ふなっしー♪…」

 

とか言いながら入って来たわけ。

 

あまりにも店内の緊張感マックスの時に入って来たから、一瞬大人たちは固まった状態になったわけ。

 

え、何が起きたの?みたいになって。

 

ところがこの女の子は、ここにあるグミとかポケモンのクジとかあるコーナーの前まで来て、おじさんここ(棚の前)に立ってんだよ、

 

ここまで来て棚の前で

 

「美味しい、ジューシー、ふなっしー♪美味しい、ジューシー、ふなっしー♪」

 

ってずっと歌ってるわけ。

 

リズムを1度も崩さずに。

 

とうとうこのレジの女の子2人、この男の子は引きつってたけど、「ぶっ」って吹いちゃったわけ。

 

その瞬間ファミマにいた周りのお客さんも、今まですごいやばいどうしようってなってた緊張感から、突然結界が崩れて「はっはっはっは!」と大爆笑になったわけ、ファミマ中が

 

そしたらこの怒り狂ってたおじさんが「もういいよ」って金払って、でレジの男の子が、レジの男の子は笑ってなかったけど、「ありがとうございました」みたいに言ったら、「ありがとな」って出て行ったんだ。

 

「明るさ」は怒りを超越するジョーカーだ!

 

奇跡が起きたと。思ったんです。

 

これ何がこの奇跡を起こしたか、ここ一言で言います。

 

明るさはジョーカー。ジョーカーっていうのはカードです。

 

ジョーカーというのはどんなカードが出て来ても戦いにならないんです。

 

例えば、もし僕が出て行ったらどうなったと想像できます?あの状況で、おじさんヒートアップしている中で。

 

「おじさん、もういい加減にしなよ」って僕が入って行ったら、戦いになったと思うんです。

 

おじさんも「あ、分かりました」ってなる?ならないよね。

 

もし僕がおじさんより強く出たら、僕はおじさんが例えば仮にスペードの11だとしたら、僕はスペードのキングでいいわけです。

 

「おじさん、いい加減にしなよ。大人げないと思わないの?」

 

っていくわけだよね?これ戦いになるよね?

 

だけどジョーカーは無敵なんです。戦いにならないんです。

 

この明るさはジョーカーというのは、この子が子供だからできたんだっていう風に考える考え方もあるけど、僕はこう思うんです、違うと。

 

次回:4)鴨頭嘉人が語る。「ジョーカー」は誰もがいつでも使える切り札だ!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。