本記事は動画の【02:46】辺りから▶【見直し必須】部下をダメにする「褒め方」上司がすべき1番大切なこと
相手に受け取ってもらえない「叱る」のパターン
例えば、全然僕のことなんか見てくれていないと感じている上司がいたとしましょう。
図にするならば、承認の土台がこういう状態です。(土台が細くてグラグラしている状態)
この状態でちょっと自分がミスった時に叱られたとしましょう。
「お前何やってんだ、お前現場でこんな事起きたらお客さんに迷惑かかるのわかってんだろ!」
って急に叱られたとします。
全く普段見てくれていない人から。どう思う?
「なんだよ、全然現場のことわかってねーくせに」と心の中で思いながら
「すみません」
つまりこれ受け取ってもらえてないんです。
こぼれてるんですよ、このコミュニケーション、言ってるだけで。
もちろん相手は「すみません」って言いますけど、全然受け取られていない。
相手に受け取ってもらえない「褒める」のパターン
もう一つのパターン、全然普段見てくれていると思われていない、つまり部下が感じていない上司が例えば自分が大きい契約を取ってきた時に、
「やればできるじゃねえか」
と言われたらどう感じるかというと、
「ありがとうございます」
って口で言ってますけど、心の中では
「はん、結果出した時だけ調子こいたこと言いやがってこいつ、結局数字欲しいんだろ?」
と思われてます。
つまり、褒めるも受け取られてないんです。
相手に受け取ってもらえる「褒める」「叱る」とは
反対に入社した時から、全然結果も出ない足引っ張ってばっかりの時から、めちゃめちゃ目をかけてくれていた上司がいたとします。
「大丈夫だ、いいか?最初から仕事ができる人間なんかいない。俺だってそうだった、先輩たちもみんなそうだ。だからとにかくチャレンジしろ。その間の責任は俺が取る。とにかくお前がやることはチャレンジだけだ、いいな?」
って全然うまくいっていた時から、目をかけてくれていた先輩がいたとしましょう。
そしてやっと何ヶ月か経ち、結果が出たときにその上司が
「やればできるじゃねえか」
って言われたら、天にも昇るように幸せなんです。
やっと恩返しができた、そんな感動に浸れます。つまり受け取ってもらえるんです。
そしてある時自分が、ポカをしたとしましょう。ちょっと気抜いてしまったりして。
そんな時にそのずっとうまくいかない時から見てくれていた上司が、
「どうした、なんでこんなことになるんだ!お客さんに迷惑かけるなんてお前らしくねえじゃねえか!」
って厳しく叱られたとしましょう。
その時にずっと見てくれていたと感じている上司に言われた場合、この人はどう思うかって言うと、愛を感じます。
「そうだ最近俺、、初心忘れてた、ありがとうございます。」ってなるんです。