本記事は動画の【10:37】辺りから▶最強の採用 元マクドナルド人事部採用担当 鴨頭嘉人
来る人全員採用していた、鴨頭嘉人がの初勤務の店舗時代
もう1つの考え方なんですけど、「『うちの会社は人を育てる会社である』という風に会社を変える」っていう考え方です。
これ口で言うの簡単なんですけど。
僕がマクドナルドで初めて入社したお店って、埼玉県新所沢店っていうお店です。
所沢の産業道路沿いにあるドライブスルーで、当時売れてました。3,600万くらい売れてました。
でもすごかったんです、人が全然いなくて。半端なかったです。
マクドナルド3,600万円のお店だと、大体アルバイトの必要人数が85人くらいいるかな?アルバイトだけで必要なんですけど、そのお店30人しかいなかったんです。
僕大体出勤時間が朝の6時で帰るのが大体朝の4時でした。
ほぼ毎日ですよ?6時に出勤して4時に帰る。休みなしです。入社してから、3ヶ月間1日も休まなかったです。そういうお店だったんです。
当時は銀行納金っていう仕事があって、金庫の中のお金をバッグに入れて、駅前の銀行まで持って行くっていう仕事があるんです。
納金できない日がありましたから。あまりにも人がいなくて。それぐらいすごいお店だったんです。
そういうお店ってどうなるかって言うと、アルバイトスタッフが来たら全員採用です。全員採用。
どんな子でも採用。ふわーみたいなの、採用。
「どれぐらい働けるの?」「いつでも働けます」採用。
基準はスケジュールを出してくれるやつ。そうなっちゃうんです。
だからその店、モラルの低いスタッフいっぱいいました。
でも、変化があります。
例えば小学校の振替休日とかたまにあるわけですよ。
で、小学校の振替休日って社員にとっては地獄の1日なんです。
なんでかって言うと、主婦の人休みなんです、平日に。
誰が働くの?平日の昼。
普段平日の昼、例えばお昼に6万円くらい売れる日に、10万以上売れるわけです。
でも主婦の人、休むんです。だって子供たち家にいるから。
お店崩壊するじゃないですか?