本記事は動画の【1:03:11】辺りから▶【特別授業】学生に贈る、仕事の価値は自分でつくる!
伊藤愛子さんが周りの男友達と違うと感じた学生時代
私は多くの人に支えられて今があります。
ニューハーフの私が普通に女性として働ける、これは当たり前なんかじゃない。
奇跡のようなことなんです。
私が初めて人と違うなって思ったのは高校生の時でした。
男子校出身なので、よくエロ本を見る機会がありました。
他の男子たちは「おー!」って興奮してます。
大島啓介さん、男子って興奮しますよね?それが普通です。
でも私は違った。見ていて、良い形とか、バランスが取れてるとか。他の子からは何を言ってるんだと言われました。
決定的だったのは20歳の時、彼女ができました。
昼間は普通にデートをしていて楽しいんですが、夜があるじゃないですか?あの時が肉体労働にしか思えなかったんです。
その時私は人と違うんだって確信しました。
私は女性として生きていくと決めました。
男性が女性として社会で生きていくことの厳しさを痛感した面接に落ち続ける日々
それから私は面接に女性としていきました。でもなかなか受からなかった。
300社くらい受けて全て落ちました。
面接の時にドアを開けて「あー…、無理」って言われたり、体のことを散々聞かれた挙句、「元々とるつもりなかったけどね」と言われたり。
ある飲食店の店長には30分説教されました。
「お前、親に申し訳ないと思わないの?」とか、「お前不細工だから女として生きていくのは無理だよ」とか、
散々色々言われた挙句「お前なんか雇う会社ないから、これ要らないよな?」って言って、目の前で履歴書をビリビリに破いて、「これ拾って帰りなよ?」って言われました。
ビリビリに破かれた履歴書を集めながら、私はやっぱり女性として生きていくのは無理なのかな?
そう思うと、どう生きていって良いのかわからなくなりました。