本記事は動画の【45:24】辺りから▶【特別授業】学生に贈る、仕事の価値は自分でつくる!
鴨頭嘉人が30分かけて価値を説いた。それだけ人は仕事の価値を理解せずに働いている
聞いたんです。「1日にどれぐらいのゴミを拾ってるんだ?」って。
そしたら「台車7台分くらいです」って。
ゴミ袋ってこんな大きいやつね、豊島区って書いてあるでっかい袋。あれが8袋乗る台車があるんです、大きい台車が。それを7杯分のゴミを毎日拾うんですよ?
言いましたよ。じゃあ君が今日出勤して、台車7台分のゴミを拾わなかったら、今池袋の街はゴミだらけなんだよな?
じゃあ今買い物してる親子連れは楽しく買い物過ごせたか?
今デートしてるカップルが甘い思い出語れたか?
今笑顔でランチに行ってるOLさんは『私たちこの街で働いてるの』って家族や友達に誇りを持って伝えることできるか?
1個もできないだろ?
そう、君がやってる仕事は街の環境を作ってるんじゃないか。
30分かかってやっと笑顔のイエイ写真です。30分もかかるんです。
彼は1週間のうち6日間のゴミ拾いの仕事を何年もし続けてきました。
たった1週間7日間のうち6日間の時間、ずっと自分は最低な仕事をしてると思いながら生きてきたんです。
あってはならないと思う。
250万人の環境を作ってる仕事をやっているのに、最低な仕事だと思いながら働いている人がいっぱいいる。
僕は歪んでいると思っているんです。
一見地味でもなくてはならない仕事にこそ価値がある
ちょっと危険なこと言います。
ちょっとギリギリなことを喋ろうと思うんですけど、僕はこう思ってるんです。
例えば憧れの職業ってあるんです。
例えばリッツカールトンホテルとか、世界No. 1のホスピタリティと言われている。飲食で言うとカシータとか、全国から予約の止まらない感動のレストランと言われているところ。
そういうところ人気あるわけです。人気あります。
ディズニーランドだってそう、価値あると思う。
だけどはっきり言います。
でも、ディズニーランドやカシータやリッツカールトンが明日からなくなっても、そんなに世の中困る人いないような気がするんです。
あった方が良いよ、あった方が良いけど、でもどう?
明日からゴミ収集車1台もこなくなったら、タクシーが1台もなくなったら、コンビニエンスストアが1店舗も無くなったら、ゴミ拾いの人がいなくなったら、私たちは生活できないんです。
違いますか?
そういう職業の方が本当は価値があるんじゃないかって僕は思うんです。