本記事は動画の【02:02】辺りから▶会社を「辞める」と言い出せない人に伝えたい話
何度聞かれても響かない鴨頭嘉人の「なりたいもの」
そこからボスは本当に、ボスはめっちゃ厳しい人なんですけど、その話すると盛り上がっちゃうんでやめておきますけど、ボスは厳しいけど愛がある人なんですよ。
だから何回もその質問してくれたわけ。
会うたびに「嘉人、お前結局何になりたいんや?」って。
でそれなりに何か答えないとなんかカッコがつかないから答えるわけです。
「僕はこの後マクドナルドの営業本部長を目指してエリアの売上と収益だけでなく、みんなの働くモチベーションを上げようと思います」
とか言うと、
「はぁん」。
全然響いとらんな、と。全く伝わらないということは僕の中で繋がってないということです。わかりますか?
イケてる人ってそうなんで、音を聞いてるんで、僕の響きがまだなってないということ、なってないというのは繋がってないってことなので。
だから良い事言ってても響かないと伝わらないんです。
ついに答えが見つかった。鴨頭嘉人がこれから目指すものは「人気者」だった
でボスは「はぁん」とか言うから本当に「あっかんなぁ」と言いながら何度も何度もこういう会話を繰り返して、とうとう答えられたのが2年後、42歳。
確かあれは鳥取県の焼き鳥屋だったと思います、出張の時に。ボスがまた聞いたんです。
「嘉人お前結局何になりたいんや?」僕その時こう答えたんです。
「ボス!俺これから人気者になります」って。
そうボスも笑ったんです、その瞬間。
そしてこう言いました、「お前確か42やな」、「はい」、「子供2人おったよな」、「はい」、「これから人気者目指すんかー」って。
「はい、そうです。でもボス、俺有名人じゃないんですよ、目指すのは、人気者なんですよ。だからただ名を知られるんじゃないくて鴨さんに会って良かった!ってそんな人間になりますからね、見ててくださいよ!」
って言ったんです。
そしたらボスが初めてその時に「おぉ、お前なるなぁ」。
その時から僕の人生は変わっていたんです。