組織改革に絶対欠かせない「ビジョンの力」とは?|鴨頭嘉人公式[9]

ビジョンの力

本記事は動画の【16:10】辺りから▶二流のリーダーは危機感を煽る!一流のリーダーは◯◯をする!

働く人にとって昼の1時間がいかに貴重か。それを伝えたかった藤本孝博

 

つまり何を言いたかったのかと言うと、新宿NSビルの人は毎日月曜日から金曜日、人によっては土曜日まで毎日満員電車に乗って、鮨詰めのように通勤しながらこのビルで、ビルから一歩も出られず毎日働いてるんです。

 

めちゃめちゃ疲れてるわけです。

 

もしかしたらこの満員電車乗って、また満員電車で帰るまでの間、ちょっとほっこりできるのはお昼の1時間、もしくは45分しかないんです

 

「その時間をどんな時間にするのかは、マクドナルドのやるべきことなんちゃうか?」

 

って伝えたかったんです。

 

で、僕痺れて「そうか!」って思って、お店に戻ってお昼のピークがちょっと収まった時間帯に、店長と社員呼んで

 

「ちょっと俺はみんなに謝りたいことがある」

 

って言って、俺その時ボロボロ泣いてたんですけど、

 

「俺間違ってた。いつもストップウォッチ持って計って、このタイムを3秒縮めるためにはとか、そんなことばっかり言ってた。こんなのコンサルティングじゃなかった。最初からやり直したいんだ」

 

って謝ったんです。

 

店舗変革のために行ったビジョンミーティング

 

そして何をやったかって言うと、このお店は日曜日が一番売り上げが低いので、逆に日曜日の日に他のお店からヘルプを借りて、アルバイトスタッフ全員と、社員全員でミーティングを開いたんです。

 

丸一日、半日かな?半日間ずっと。

 

で、そのミーティングでまず最初に僕がアルバイトのみんなも含めて謝って、

 

「今まで僕たちは間違ってた。お昼のピーク捌け捌けって、1秒でも短縮しろってそんなことばっかり言ってた。違う、そんなことじゃなかった。うちの店に必要なのはビジョンだった。これから全員でビジョンを作ろうと思う。」

 

っていうビジョンミーティングっていうのを半日かけてやったんです。

 

まさにこんな感じです。

 

その時は80人くらいいたのでもっと人数多いですけど。

 

80人くらいでこうやってテーブル、8人グループの10グループくらいあって、全員のテーブルに大きな模造紙とカラーのマーカーを置いて、

 

「みんなが思う私たちの店舗はどんな店舗になれば良いのかっていうイメージを、とにかく言葉にして書いてくれ」

 

って言って、みんなで書いた。アルバイトの子で。

 

次回:10)80人で作った1つのビジョン。果たして店舗・人は変わったのか!?

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。