鴨頭嘉人直伝|売上アップ!最大限の成果を発揮する方法[4]

圧倒的な仕事力

本記事は動画の【07:25】辺りから▶圧倒的な成果を上げる『仕事力』あの人はなぜ、いつも成果を出し続けられるのか?

報われない努力がある

 

で、そのお店は全国で10人の店長が選ばれる、要は売り上げの低い奴らを集めるミーティングがあるんですよ。

 

日本でドベの店舗10人の店長集めて、どうやってそのお店が潰れないお店になるかっていうことをマーケティング本部の部長クラスが集まってミーティングやるんですよ。

 

つまりそこで決裁されると潰れるんです。

 

もうこの店はダメだ、救えないってなっちゃったら。

 

その前の悪あがきをしようっていう会議にも出てるんですよ。

 

その時にどうして売り上げを上げるかとか、もうすごい僕と同じグループに4号線前沢店っていう岩手県の本当に小さな村と市のギリギリなくらいの街があるんです。

 

そこの店長も出てたんです。

 

で、毎日のように電話してるんですよ、僕らは。

 

向こうのほうが先輩なんですけど、「鴨ちゃん、今日いくら?」って言って。

 

「え、今日ですか?ダメですわ、13万ですわ」

 

「えー、うち12万5000円…」

 

5000円の差でこんなんなって。

 

マクドナルドの店長同士が大変ですよねー、みたいな。

 

良かった5000円勝った、みたいな。

 

でも考えてみたらうちの社員で今日6000円勝ったなみたいな。

 

いや本当に、そういうレベルのことを経験してるんですよ、マクドナルドで。

 

で、その4号線前沢店の店長が発表するんですよ。

 

その店ね、ドナルドクラブっていう子供のメンバーズ会員を増やすっていう戦略なんです。

 

とにかく地元の子供達に愛されるお店作りっていって、とにかく子供に喜んでもらうことばっかりやってるんですよ。

 

ある時にその店長が、そのダメダメ店長ミーティング半年以上やった時に事例発表すごい頑張ったわけ。

 

その子供たちの会員数を確かね、2万人くらい集めたの。

 

すごいよね、子供のクラブ会員、来たら全部クラブ会員入れるみたいなことやってて。

 

で、発表したんですよ2万人なりましたって。

 

今後のアクションはこれをどんどん増やして4万人に増やしますって言ったわけ。

 

そしたらマーケティングの部長さん、偉い部長さんが会議に来てて、「あのー、ちょっと良いですか店長。」

 

関谷さんっていうんですけど、「関谷さん良いですか」って言って、「はい。」って言って。

 

「本当に頑張ってるんですね。」

 

「いやでもまだまだなんで!」って言うじゃないですか。

 

そしたら部長さんがこう言ったんですよ。

 

「こんなこと言うのは言いづらいんですけど、あなたの街の2人に1人がドナルドクラブにもう入ってます。もう限界ですよ。」って言ったわけ。

 

わかる?その時の俺たちの気持ち。

 

わかる?一生懸命売り上げあげるって言って頑張って、死ぬほどその子供たちのクラブ会員集めて、偉い人にもう限界までやったんだよ君はって言われるんだよ。

 

どんな気持ちかわかる?嬉しいとか1mmもないよ。

 

もうこれ以上やってもダメなのか俺の店は。

 

もう君は十分やったよって、医者が最後通告やるのと一緒だよね。

 

もう手は尽くしたよ、君はって。

 

もう閉めようって言われんだよ。

 

そういうのも経験してるわけ俺、マクドナルドでね。

 

次回:5)売上ゼロ→倍に!売上をあげられる鴨頭嘉人流の思考法とは!?

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。