鴨頭嘉人が講演業界に風穴を空けるきっかけとなった1冊の本
ずっと同じところを回ってるので、だったらエンタメ業界から学べばいいんだと思って。
僕はその時は本だったんですけど「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」っていう1冊の本があって。
グレイトフル・デッドっていうアメリカのロックバンドが、いわゆるCDで売り上げを上げるんではなくてライブで上げるんだと。
だからライブはカセットテープで録り放題、録音し放題、ダビングし放題。
何ならファンを引き連れて、ファンはその全米ツアーの間仕事を辞めて、グレイトフル・デッドと一緒にトレーラーで回って、その間グレイトフル・デッドのグッズを販売して手数料で生活をしてるっていう。
これだと、これを講演の業界でやればいいんだと思って、その時のテクノロジーにYouTubeがあったんですよ。
継続は力なり!日本のYouTube黎明期から続けてきたことが「鴨頭嘉人」を生んだ
HIKAKINとかがやり始めて1年か2年経った時に、その時のたった1つの商品。
90分の講演動画、これしかなかったんで、1曲しか歌ってない歌手。それをフルで上げたんですよ、90分YouTubeに。
「お前アホちゃうか」と。「もうお前食えなくなった」と。
だって「ノウハウ全部出しちゃったらノウハウを販売してる業界なんだから食えないよ」って言われたんですけど、
僕その時にはもう全然明確にイメージしてて「いや違う」と。
だってアーティストのライブのコンサート行った時には、初めての新曲に興奮する度合いと今まで何十回も何百回も聴いたあの名曲を、イントロが流れた時の興奮は圧倒的に後者だと。
だったら講演業界もきっとそうなるはずだって。それは何となくわかった…。本を読んだ時に痺れたんで。
それを信じてずっとYouTubeに上げ続けて、7年経って1600本くらい動画上げた時にドカーンとブレークして。
今では講演で集客力がぶっちぎり日本一で、もう第2位が誰かわからないくらい集客力あるわけですよ。