キングコング西野さんがテレビ業界ではやりたいことが実現できないと思った理由とは
なんかねえ、何でかって言うと、いわゆる元々はお笑い芸人としてテレビの業界でデビューされてるわけじゃないですか。
あそこ(テレビ業界)ってきれいな完全分業の世界じゃないですか。あの完全分業の世界でデビューした人が、なぜ今のような思考になるのかって、すごい不思議で。
スポンサーさんがお金を出して、その中で活動しなきゃいけないから、当然スポンサーさんに具合の悪いことができないし、とか。
テレビだって編成の方が握ってるんで、編成の方がよしとするものしか作れないしってなったら、ここはちょっと厳しいなと。
やっぱり制作費から予算から全部自分で用意できるようにした上でやっぱりやらないと、どうしたってどこかに忖度するものになっちゃうなと思って。
それがね、もうそれは見てきたんでもそれは先輩方がやられたので、それはそれですごいですが。
いやもっとぶっちぎるっていう、しかも「世界獲る」とか言っちゃってるんで、そうするとよっぽどぶっちぎらないとこれはちょっと難しいなっていうことで、そういうことになりましたね。
世界で1位を獲ろうと思うなら、全ての流れをクリエイトしなければいけない!
その競争を作らないと、そのビジネスモデルから作らないと基本的にはぶっちぎれないなっていう。
僕、むちゃくちゃ好きなんですけど、例えばM-1グランプリとかキングオブコントとか
いろんなお笑い…。
絵本でも、例えばこの賞この賞この賞ってあるんですが、結局それ獲っても別にエンタメで世界は獲れないじゃないですか。
そういうのとはまた違う、それは素晴らしいことなんですが。
自分はやっぱりエンタメで世界獲りたいなとか思った時に、お金の流れから人の流れから作り方から全部変えないと、やっぱりぶっちぎることはできないなとか思って。
それであれやこれやとやってるうちに変なことになりました。