キングコング西野さんにとっての作品づくり。その原点を語る
最初はやっぱり、それはいろんなところに言っておりますが、やっぱり作った作品はお客さんに届かないとやっぱり作ったこととしてカウントされないから。
届けて初めて完成であるっていう、それまではやっぱり未完成である。
要は絶対に育児放棄はしない、作品の。
もう作ったらちゃんと育て上げるっていうところから、まあちゃんとそのマーケティングの事とか、たしなみとして入れておかなきゃいけないなっていうところからスタートしたんですよ。
ですが、それをずっとやってるうちに、次のテーマに移ってですね。
西野さんがマーケティングまで考えるようになったきっかけとは
作品の売上で次回作を作るっていうサイクルが美しいとされているんですが、クリエイターとしてすごいものづくりに100%振ってる感じがして。
作品の売上で次の作品作って、またこの作品の売上で次の作品作るっていう、このサイクルしていると最終的に作るものは、これ商品になってしまう。
これ作品と商品の定義が違って。
商品っていうのは既にニーズがあるところに球を投げる。。
作品の売上で作品作るってやっているとですね、どっかのタイミングで当然ヒットしないとこの流れが止まってしまうから、じゃあ「ヒットするような作品」ってなってくるじゃないですか。
そうすると今流行ってるのは何なの?じゃあこれじゃないの?
じゃあドラマを作ります、映画を作ります。じゃあイケメンちょっと入れておこうか。じゃあ恋愛シーンちょっと入れておこうかってなってきたら、これはもう商品だよね。
僕は商品にはあまり興味がないんですよ。
商売されてる方はすごく好きですよ。ただ自分は、商品は届けることにあまり興味がなくて、基本的には作品を作ることにしか興味がない。
ってなったら、作品以外の売上で作品を作らなきゃいけないなっていう風になって。
言うたら僕の場合は絵本を出しているんですが、絵本が1冊も売れなかったとしても、次回作がちゃんと作れるっていう状態を作った上で制作活動していかないと、最終的には作れなくなるなとか思って。
そこから結構周りを固めるっていうようにしました。。