本記事は動画の【14:43】辺りから▶モチベーションが爆発する3つの仕組み
「承認」こそがスタッフのやる気をもたらす
だって、おかわり自由だってスタッフの全力が伝わりました。
スタンプラリーもスタッフの想いが伝わったんです。
そして売上はどんどん伸びていきます。
たくさんキャンペーンやりました。
最初の頃は、一人一人が「店長こんなんやりましょう」「イイね」とかやってたんですけど、そのうち間に合わなくなってきて、提案箱っていう箱を置きました。
でも店長会議とかで1日店空けると、もう箱が紙で溢れてるんです。
もううちの子達は学校で何をやってるんだと。
大体ノートの切れ端…、ほんとすみません先生。
高校生とかが多いですけど、弘前大学とかはほとんどいませんでした。
もうみんな学校の授業中一生懸命キャンペーン考えてるんです。
何でかわかりますか?
役に立ってるという実感を味わったからです。
みんな思ってたんです、もともと。
役に立ちたいって。
でもキャンペーンを考えたらお客様喜んでくれて、店舗に売上を上げるという成果が残る。
役に立ってるという実感ができるじゃないですか。
楽しいからやってたんです。
何かもらえるからじゃないです。
ご褒美なんかありません。
キャンペーンを当てたら時給アップ、やってません。
ただ褒められます。
ただ認められます。
でもそれが一番のご褒美だったんです。
だから次々にアイディアが出てきました。
鴨頭嘉人が忘れられない印象に残った主婦スタッフからのアイデア
一番強烈だったのがこれも主婦の方。
やっぱり主婦の人です。
主婦の人の力は偉大。
今までで一番当たったキャンペーン、紹介します。
ある主婦の方が僕に聞いてきたんです。
「店長、弘前の主婦の方は何曜日に卵をお買い上げになっているかご存じですか?」
「は?卵なんて何曜日でも買えるでしょ?」
僕、独身だったし、知らなかったんです。
ところが弘前の主婦の方はみなさん月曜日に卵をお買い上げになるんです。
何でかって言うと、弘前中のスーパーマーケットが月曜日にチラシの折り込みをして、その中の目玉商品が卵のディスカウント競争なんです。
だから弘前のみなさんは、みんな月曜日に卵を買いに行く。
僕はそんなこと知らなかった。
でも主婦の方は知ってた。