本記事は動画の【10:28】辺りから▶モチベーションが爆発する3つの仕組み
「あのお店のスタッフさんすごいよ」という口コミが町中に広がる
口コミが起きたんです。
なんていう口コミか?
「あのお店のスタッフさんすごいよ」っていう口コミ。
キャンペーンはおかわり自由。
でも口コミが地元で起きたのは「あのお店のスタッフさんすごいよ。見てみたほうが良いよ」っていう口コミ。
今でもマクドナルドが売上を上げるのに苦労している平日の午後2時〜5時の時間帯。
弘前の主婦の方がその口コミを聞いて、店内でドリンクの注文をして客席に座り「今日はどんなスタッフさんが声をかけてくるのかしら?」ってワクワクしながら待つマクドナルドの誕生です。
売上が徐々に徐々に上がり始めます。
どんどんみんながキャンペーンを考えてくれました。
「目的」まで考慮してアイデアを提案するスタッフたち
この年初めてマクドナルドが全社的にセットメニューを導入した年。
今はセットメニューとか当たり前じゃないですか?
ハンバーガーにポテトに、昔はなかったんです。
あの時バリューセットっていうネーミングでマクドナルドが全店で始めました。
その時、男性のフリーターのアルバイトスタッフが言ってくれたんです。
「店長、これスタンプラリーにしましょう」って。
スタンプラリーってどこでもやってますよね?
よく薬局屋さんとかね。
このセットメニューのキャンペーンであれば、セット1個注文して下さる度にスタンプが1個押されて、10個溜まったらもう1セットプレゼントっていうキャンペーン。
こんなんどこでもやってますよね?
ところが彼はなんて言ったか?
「これスタンプラリーにすれば、そのお客様が次回ご来店の際にセットメニューを注文なさるだけじゃなく、そのお客様が会社に戻られた時やご自宅に戻られた時に、まだこのセットメニューを知らない人、うちのお店のことを知らない人に伝えて行ってくださる仲間、マーケティング部員にお客様がなってくださると思うんです」って言ったんです。
何が起きたかって言うと、このキャンペーンの目的を全スタッフが全力でお客様に伝え始めてしまったんです。
「あぁ、お客様。セットメニューのご注文ありがとうございます。こちら、スタンプカードになってます。セット1個ご注文の度にスタンプが押されて、10個溜まったらもう1セットプレゼントなので、この後会社に戻られたら上司の方にも伝えてくださいね。部下の方いらっしゃるんですか。是非その方の分も。おうちに戻られたら奥様にも伝えてくださいますよね?お子さんいらっしゃるんですか、是非是非ご一緒に」ってお願いし始めたんです。
全スタッフが。