本記事は動画の【11:23】辺りから▶想いが伝わるのは言葉ではない「人の心を動かす話し方」とは?
人に伝わるスピーチは技術ではなく「想い」の大きさである
その話をして、ラーメンがちょうど出来上がったくらいに「ほら、日本一うめえラーメンだ。素ラーメンって言ってな、何にも入ってねえんだよ。出汁と麺だけだ。これが一番うめえラーメンなんだよ」とか言いながら。
俺らさ、ラーメン王にうめえんだうめえんだって何百回も言われてっから、食う前からうまいわけよ。
わかる?
脳が美味しいになってるからさ「うまいっす。こんなラーメン食ったことない」って。
多分ね、多分よ?
冷静に考えると普通なんだよ。
バーベキューだとどんな肉でも美味くなる現象が、河原成美一人のエネルギーで起きてんだよ。
全員が「うまいっす」とか。
本当にラーメン屋目指してる子は泣いてたもん。
ラーメン食いながら涙出てるわけ。
「うめえっす。うめえっす」とか言いながら。
魔法なわけよ、言葉とエネルギーの魔法だよな。
もうラーメン超えちゃってるわけ。
で、河原さんそんな感じで「ラーメンPL、だから餃子をやんなきゃダメなんだよな。餃子をやれば新しい店作れて、どんどん会社が発展していくだろ。その方が良いだろ」って言った後に、グッと顔が変わるわけ。
それまで笑ってたのに。
「でもなラーメン屋ってのはな、そんな商売じゃねえんだ。良いか?今日お客さんが来るだろ?そのお客さんに魂込めてラーメン作るだろ?その一杯のラーメン食ってそのお客さんが『美味しかった』って帰るじゃんか。そして次の日に店開けんだろ?そのお客さんがまた来るんだよ。わかるか?その時の気持ちが。その時どんだけ幸せかわかるか?」って講演だったわけ。
俺それ聞いて涙がドバドバ出て、その瞬間に「河原さん、俺ラーメン屋になります」って言った。
それがスピーチなんです。
河原さんのスピーチは技術もへったくれもないからね。
無茶苦茶なんだよ、無茶苦茶。
だから、無茶苦茶持ってかれるのよ。
日常しかないわけ。
わかります?
あの人が目に浮かぶ。