本記事は動画の【24:43】辺りから▶天才の育て方「子どもは悪い子に育てなさい」
小学校5年生とは思えないスピーチを行った鴨頭一花
だって自分、講演家で、話し方の学校っていうところでスピーチ教えてますからね?
「学校でどんな授業やってんだ?」と思って見に行ったんです。
そしたら小学校5年生ですからね?
言っても。
なんて言うんだっけ?
林間学校みたいなやつ。
2泊3日で伊豆の下田っていうところに泊まりがけで行ったんです。
集団生活を覚えるためってやつ。
で、「伊豆の下田で何を気づいたか?何が楽しかったか?」みたいなのをレジュメに書いてあって、楽しかったことを挙げてくださいみたいなのが書いてあって「アオキくんから順番ね」
「はーい!僕は肝試しがとても楽しかったです。怖かったです」
「わー、可愛い!」みたいなやつね。
「小学校はそんなもんや」と思って見てたわけです。
ところが、うちの子供の順番、一花の順番になった瞬間「鴨頭一花さん」って先生に言われた瞬間「はい!」レジュメを置いて、彼女は前に出てこういう風なスピーチをしたんです。
「私は今回の移動教室で気づいたことは3つあります。まず1つ目、それはみんなと釣りに行って楽しかったこと。なぜこんなに釣りをしていて楽しいと思ったのか、それは去年亡くなった石巻のおじいちゃんが、私のことを小さい時からずっと釣りに連れて行ってくれて、その時の楽しかった、そして優しかった思い出と、今仲の良い友達と遊びに行って釣りをできている喜び、この2つが心の中で重なったからだと思います」ってやるわけです。
いやもう呆然ですよ。
「あの子なんなの?」って後ろの父兄が。
全校生徒800人いるんですけど、先生が「800人の全校生徒の前で『伝えること』について、誰かお話ししてくれない?」って聞いたらしいんです。
みなさんだったらどうですか?
「800人の前で誰か『伝えること』についてお話ししてくれない?」
誰も挙げないですよね?
でも一花は「はい」って挙げたそうなんです。
それはもちろんカミさんから聞いたんで、聞いたんです一花に。