鴨頭嘉人公式|変化を恐れるな!リーダーに教えたい人材育成の重要性[51]

本記事は動画の【1:44:29】辺りから▶ビジネスで結果を出し続けるリーダーは何を考えているのか?【超一流の思考回路】

自分の仕事を好きになるには?

 

そして4回目はちょっと特別な研修になっていて、僕が主催しているんですけど、私は自分の仕事が大好き対象っていう社会貢献のイベントに招待させていただきます。

 

これは経済産業省が毎年公演しているイベントで、伝説の店長や経営者がかなり集まっています。

 

すごい人いっぱい、鎌倉投信の方とかねそういう方もいらっしゃるぐらい。

 

あと、経済産業省と一緒に良い会社プロジェクトとかやってる方だというか、そういう方もいらっしゃるような内容です。

 

そしてスタッフの自立心を育むきっかけになる、そんなイベントになっています。

 

これちょっとイメージで伝えないと分からないと思うんで、オープニングのムービーがあるので、どんなイベントかっていうのをちょっと見ていただこうというふうに思います。

 

照明この時だけ落としてもらっていいですかね。

 

【ムービー】

 

日々の仕事の中に数々のドラマがある…

 

佐藤タケシ36歳

 

結婚して11年

 

息子も今年小学校3年生になった

 

今町のゴミ収集の仕事をしている

 

時には臭いごみもあって、嫌な時もあるけど、自分なりに真面目に働いている

 

ある日のことだった

 

街でゴミの収集作業をしているとき偶然息子にあった

 

友達と学校にいく途中だった

 

「よっ」と思わず息子に手を挙げた

 

息子は隠れるようにして友だちと通り過ぎていった

 

まあしょうがないか

 

ゴミの収集やってるのってかっこ悪いもんな

 

その後も仕事をしながら何かやるせない気持ちがこみ上げてきた

 

「情けないな、俺…」

 

事務所に戻り元気のない自分を見て、リーダーが話しかけてきた

 

最初は少し取り繕って話をしていたが本気で心配してくれるリーダーの気持ちを感じ勇気を出して息子に無視された事の話をした

 

それまでうなずきながら聞いていた

 

いつも無口なリーダーだ

 

たどたどしく話し始めた

 

自分も昔はこの仕事を恥ずかしく思っていたこと

 

でも続けていくうちに少しずつ、捉え方が変わっていったこと

 

街がきれいになっていく

 

この仕事が大好きなことや人の役に立っているという実感

 

長年やっているといろいろな人から「ご苦労さま」と声をかけられたりして次第にやりがいを感じるようになったことなどなんだか自信に満ちで誇らしそうに話してくれた

 

最後に

 

「いい仕事だよこの仕事」

 

「息子にも胸を張って『この仕事は誰かがやらなくちゃならない日本一の仕事なんだ!』

と言ってやれ」と言って肩を叩いてくれた

 

うれしかった

 

今までのモヤモヤが一気に晴れたような気がした

 

息子にも今までうまく話していなかった自分の仕事の話をしよう

 

そう思って家に帰った

 

夕食の時少しバツ悪そうに目を合わせない子供に話をした

 

この清掃という仕事の素晴らしさ

 

そしてリーダーが言ってくれた

 

「この仕事は誰かがやらなくちゃならない日本一の仕事だ」ということを

 

終わる頃には子供も幾分か元気になってくれたような気がした

 

あれから3ヶ月

 

父兄参観日

 

どうしてもお父さんに来てほしいということで休みをとって学校に行った

 

授業を見学していたときのことを自分の子供が作文を読むことになった

 

作文の題名は「僕のお父さん」

 

ドキドキした

 

自分のことのように緊張し息子を見ながら耳を澄ませた

 

力強い声で、息子が読み始めた

 

僕のお父さん

 

僕のお父さんは街をきれいにする日本一の仕事をしています

 

お父さんがいなければ困る人がたくさんいることが分かりました

 

僕も大人になったらお父さんのように人の役に立つお仕事したいです

 

その声を聞いたとたん、涙があふれてきた

 

息子の誇らしい姿

 

かすんで見えた

 

今まで頑張ってきたすべてが報われた気がして、涙止まらなかった

 

帰り際担任の先生が「立派な息子さんですね」と言ってくれた

 

先生の手を握りしめて何度も何度も「ありがとうございますありがとうございます」と言いながら頭を下げた 

 

【ムービー】

 

ふとした日常の中で自分の仕事に疑問を持つ時がある

 

本当にこのままでいいのか、この仕事をこのまま続けていけるのか、試行錯誤の繰り返し

 

上司に叱られたりお客様から怒鳴られたりする時もある

 

自信を失いやるせない気持ちで、自分の仕事に誇りを持てないまま時間だけ通り過ぎていく

 

本当は認められたい、仕事を通じて役に立っていることを感じたい、その答えは外にはなかった

 

誰かが見つけてくれるのではなく、仕事の価値を自分で見つける

 

すると毎日の仕事がまるで違うものになる

 

どんな仕事にも意味がある

 

どんな仕事でも必ず誰かの役に立っている

 

それこそが「仕事の原点」

 

仕事を通じて自分好きになることが本当の「幸せの原点」

 

自分の仕事に誇りを持とう働く自分を好きになろう

 

そんな大人たちを見た時

 

子どもたちは未来の自分にときめくだろう

 

ときめく子どもたちの未来のため今やらなければならないこと

 

その答えが今ここに…

 

第4回私は自分の仕事が大好き大賞

 

このイベントは今年で第6回大会を迎えて、東京国際フォーラムで開催されます。

 

そのイベントにこの研修に参加された会社の方を招待しようというのが、第4回目の研修の内容になっています。

 

次回:52)リーダーは「スキル」「考え方」の両方を備えて初めて、本物のリーダーになれる

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。