【悩める上司必見!】主体的に動く部下を育てるためのマネジメント法|鴨頭嘉人公式⑧

「みんなのことを信じる」新しいお店では人と向き合う時のスタイルを変えた

結果からいうと僕は青森県弘前市のお店では180度スタイルを変えます。

なんのスタイルを。

人と向き合うときのスタイルです。

まずは正しさではなく、みんなのモチベーション、みんなのことを信じるということです。

僕はとにかく信じてなかったから、とにかくスタッフ信じようって。

僕その時、誓いの言葉を紙に書いたんですよ。

「信じられるかどうかではなく信じると決めてしまう」という言葉を。

もう1回言います。

「信じられるかどうかではなく信じると決めてしまう」という言葉を書いたんです。

「知っている」と「できている」は全く違う

なんでか。

信頼関係が大事だということは、マクドナルドの研修上で死ぬほど学んできました。

でも、僕は知っていたけどできなかったんです。

知識があったけど、現場では違うことしてました。

まったく信じてなかった。

信頼関係を築いてから、数字を改善しよう、って教わってました。

でも実際は僕は、数字を改善しようとした。

人を変えようとしたんです。

だからまずは、僕は原理原則に自分を合わせようって思うようになったんです。

いや、思うようになったっていうのはね、後付けです。

正直言います。

僕ねもう行くとこなかったんですよ、マクドナルド以外。

僕は、高校卒業してマクドナルドしか知らなかった。

他の会社に行くなんて、考えたことなかったです。

あの時もし、もしも僕が仮にですよ、仮の設定ね。クビになってたら、生きてたかどうか分からないです。

それぐらい僕を追い詰められていました。

だから絶対に失敗したくないと、もう変わるしかないって思ってたんです。

そして僕は青森県弘前市のお店では180度違うスタイル、とにかくアルバイトスタッフの未来を信じる。

「モスバーガー」と間違えられるほどマクドナルドの知名度が0、日本一売り上げが低い店

青森のお店はねぇ、面白いお店でね、新店のオープンだったんです。

しかもあの青森県って、弘前市ね、弘前市ってもともとモスバーガーがいっぱいあってマクドナルドってなかったんですよ。

だからよく言われましたよ。

ドライブスルーとかでお客様ブーンと来て

「いらっしゃいませ、ご注文をどうぞ」

「プレーンドックください」

って言われるんですよね。

モスバーガーさんの商品ですね。

それぐらい弘前の人は、Mマーク見ると「モスバーガーだ!」って思うんですよね、よく言われました。

たまにあんのは、だんだんマクドナルドの認知が上がってきてよく言われたのは、

ブブー。

「いらっしゃいませ、ご注文どうぞ」

「マクドナルド3個ください」

って。

もう、心の中でお前じゃ買えないと思うよ、と思いながら。

それぐらい認知がなかったんですよ、知られてなかったんですよ。

だからあの僕のお店は、日本一売れないお店、月商で630万しか売れない。

ドライブスルー付きの店舗で630万って日本一売れてない店。

だいたい1000万から2500万最低でも売れるんで、全く売れてない。

しかも損益分岐点、つまり月間の売上が黒字になるか赤字になるかの分岐点、変わり目の売り上げがその店800万。

実際630万しか売れてないから、このままだったらいつか潰れてなくなるっていう状態だったんです。

だから、僕はとにかくこのお店の月間の売上を800万円以上にしないと、採用させてもらったアルバイトスタッフの職場もなくなるって状態だったんです。

次回:9)日本一売り上げの低いお店の売り上げをあげるために、鴨頭がとった意外な行動とは…?

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。