本記事は動画の【04:06】辺りから▶人材育成のプロが語る『これからのリーダーに不可欠なスキル』
成績があがらない社員に対して行う社長の「家庭訪問」
で、その鈴木社長が教えてくれたのが、どうしてもパフォーマンスが変わらない、どうしてもクレームも出るし、どうしても売上も上がらない、指名も取れないエステティシャンがいると、家庭訪問するんですって。
例えば石川県なんですけど、青森県出身の子がいたら「お前の家に連れて行け」って言って。
で、「俺の車乗れ」って言って助手席に乗せて、で、青森県まで社長が運転していくんですよ。
それで「お前の通っていた中学校教えろ」って。
で、中学校行くんですよ。
で、中学校行ったら二人で降りて行って、「お前、ここでどんな思い出があるか教えろ」って言って。
「あの木の下で、初めてバレンタインデーに彼にチョコを贈りました」
「そうかー」とか。
「バスケ始めたんです」
「そうか」とか。
「三年間やったのか」
「三年間やりました」
「そうか」とか言って。
で、終わると「高校連れて行け」って言って高校行くんですって。
で、高校でもどんなことがあったとかって。
「私ちょっと高校の時いじめに遭って、自分のことが嫌いになって保健室登校してました」
「そっか」とか言って。
いいも悪いも言わず。
で、終わると「じゃあ家連れて行け」で家行くんですって。
で、家に着いたらお父さんとお母さんがいたら、ちゃんと事情を説明して、上がらせてもらって、で、お父さんとお母さんがいるところで娘さんに「お前どっか行ってろ」って言うんですよ。
で、お父さんとお母さんと社長が会話するんですよ。
で、何を話してるかというと、「お父さん、お母さん、この子が初めて寝返り打った時のことを聞かせてください」
「この子が初めて立ち上がった時のことを話してください」
「この子が初めて幼稚園に自分で通えるようになった時のことを話してください」
「この子が部活を始めた時の話してください」
「この子が卒業して青森県から引っ越す、その時の話してください」って。
そしたらお父さんとお母さんが号泣しながら、その娘さんが成長してきた過程をね、喋ってくれるんですって。
で、鈴木社長はそれを「そうでしたか」
「そうでしたか」
「そうでしたか」って聞いて、そして帰る。
終わりだって。