「考え方が違う人」と上手な人間関係を築くためにたったひとつの大切なこと|鴨頭嘉人公式[1]

上手な人間関係を築く方法

本記事の動画はこちらから▶気づいてる?「なぜか嫌われる上司」部下のやる気を下げているこんな行動

「見返りを求めてしまう」それが人間の特徴

 

人間は完璧じゃないので、ズバリ「なんでそんな気持ちになるか?」から説明するんですけど、僕たちは損したくないっていうプログラミングがあるっぽいです。

 

要は相手に与えた分は、それ相応分返ってきて欲しいと思うプログラミングがあるっぽいんです。

 

なんとなく分かります?

 

例えば相手に親切にしたと、親切に。

 

良い例じゃないかもしれないけど、例えば電車に乗ってて座ってたと。

 

そしたらお年寄りのおじいちゃんが入ってきたと。

 

「ああ、お年寄りのおじいちゃんだ、席譲ってあげよ」って思って、「どうぞどうぞ」って言ったら「なんだ?俺は年寄りじゃねえんだ!」って言われると、腹立つんです。

 

わかります?

 

冷静に考えると別に損してないんです、本当は。

 

だって自分が席に座ってて、おじいちゃんに席を譲ろうと思ったのは誰?

 

自分だよね?

 

譲ってあげておじいちゃんが座ったらもちろん嬉しいけど、座ってくんなかったからってなんか損してるっけ?

 

してないですよね?

 

でも損してるって思うようなプログラムがあるっぽいんです。

 

「親切にしたんだからありがとうって言われなきゃ変じゃね?」みたいな。

 

でもこれは勝手な思い込みなんです。

 

そうとは限らないんです。

 

だってその人は座りたいと思ってなかったから。

 

「そんなこともあらぁな」が正しいんです。

 

でもそうは思えない感情があるので、ムラポンがそんな気持ちになるのは、全然不自然じゃない。

 

思うと思う。

 

僕だってなくはないです、正直言うと。

 

ハッピーマイレージのカードだって僕1人でこれ6万枚ぐらい配ってるわけです。

 

この8年間で。

 

死ぬほど配るじゃないですか。

 

配ると喜んでくれると思ってるから配るんだよ?

 

そりゃそうだよね?

 

喜ばないのに配るかこんなもん。

 

喜んでもらえると思ってるわけだよね?

 

「素晴らしいサービスだったよ」とか言ったら喜んでくれると思うわけじゃんか。

 

でも、喜んでくれるとは限らないんです。

 

次回:2)「よかれ」と思って行動したことを喜んでもらえるとは限らない

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。