レジ打ちの女性が教えてくれたこと

おはようございま〜す!
サービスハピネスクリエーターの
鴨頭嘉人です。
1週間が始まる最高の月曜日、
今週も最高の物語をつくっちゃいましょうね!
今回は
『レジ打ちの女性が
教えてくれたこと
というテーマで
「鴨め〜る」をお届けさせていただきます! 

最後まで読んでいただけましたら
ぜひぜひ、今回の「鴨め〜る」への
%LAST_NAME%さんの

ご感想、ご質問、意見など
一言でもいいので
この ” メールに返信   で
お気軽にしていただけたら嬉しいです♡
それでは、
鴨頭嘉人の気づいちゃったメルマガ
《鴨め〜る》行かせていただきま〜す!
 ▼  ▼  ▼  ▼
先日、家族で映画を見に行ってきました。
その映画の名は、
『モンスターズユニバーシティ』
です。
映画の内容は
いっちゃいけないっていうのが
世の中の絶対法則なので
内容については言いませんが(笑)
この映画は、まさしく
『承認のリーダーシップとは何か?』
っていうことを完璧に
表現してる映画だったんです!!
すべてのリーダー、
マネジメントをやる人は
見たほうがいい!!
見たら分かる!!
っていうくらい、
ものすごく深いテーマを扱っていました。
子どもと一緒に見れる
自己啓発映画です。
僕は後半の15分間
泣きっぱなしでした・・・。
ぜひ!
みなさんも観てみてください!!
この感動の映画を観て、
思いっきり泣いて
奇麗な心になった後・・・
「鴨め〜る」でお馴染み僕の息子である
師匠ハルヒトが夕食にお好み焼きを
食べたいって言ったので
家でお好み焼きパーティをするために、
映画館と同じ建物の地下にある
食品コーナーに買い物に行きました!
そしたら、
休日っていうこともあって、
めっちゃ混んでいたんです・・・
全部で8台のレジがあったんですが、
すべてのレジで
12、3人が並んでるっていう
・・・状態でした。
並んでる人たちの顔を見たら、
めちゃめちゃイライラしてるんですっ。
中には、
「並んでてよ!」
「お前が買うんだろ!」
ってケンカしちゃってる
夫婦もいたんですが、
2人とも疲れている表情をしていました。
もしかしたら、
そこで初めて待たされたわけじゃなくて
他の場所でも散々待たされた
イライラが溜まっていたのかもしれません。
そのときにふと、
働いてる人を見ていたら
 気づいた事 
がありました
・・・必死の表情
をしているんです。
『いかにお客さんから
 マイナス波動を
 受けないようにするか』
みたいな感じで・・・
固い石のような表情になっていました。
僕はそんな中、
映画を見た後ということもあって、
めっちゃ心がきれいな状態でいたんです。
しかも普段、
ハッピーマイレージ(※)
をやっているので、
アンテナがビンビンになっていました。
(※お客様がサービス業で働く人に感謝や頑張ってくださいねっていう承認の気持ちをカードを渡すことによって伝えていく活動のこと)
僕はマクドナルドにいたから
よ~くわかるんですが、
『レジ打ちの仕事』って
超忙しい時間が永遠に続く中、
ポジションチェンジがないんですよ。
マクドナルドは違っていて、
ずっとレジ打ちをすることはないんです。
ドリンカーについたり、
バックアップ、
フロアサービスに回ったりします。
厨房もずっと肉だけ焼いてるんじゃなくて、
ポテトに入ったり
フライに入ったりという風に
ポジションチェンジ・・・
ローテーションをするんです。
これはなぜかっていうと、
ずーーーーーっと
同じことをやっていたら
精神状態がおかしくなるからなんです。
でも、スーパーのレジ打ちの人は、
ポジションチェンジがないんですっ。
だから、
ずーーーっと
同じ作業を
何時間もやってるってのが
分かりました。
会話もない、
いわゆるオペレーションです。
でも、
次々にお客様が持ってくる商品を
レジに打ち込んでお会計をする・・・。
就業時間まで・・・
ずーーーーーっと・・・。
その姿を僕も
ずーーーっと
見てました。
もうひとつ
 気づいた事 
があります。
レジ打ちの仕事をしている人はほとんど、
主婦の方でした・・・。
その日は、
日曜日だったんですよ。
日曜日に主婦の人が働いてるってことは、
「日常どんな生活してるんだろう?」
ってイメージしちゃいました。
平日、家で寝ながらテレビ見てる人が
日曜日に働くでしょうか?
いや、働かないと思います。
平日も目一杯
働いてるんだと思います・・・。
それでも、
さらに必要だから・・・
日曜日だけど、
家族とうまく時間を調整したり、
子どもをお母さんに見てもらったり、
旦那にみてもらったりしながら、
たぶん、
・・・働いてるんですよ。
そして、
この仕事が終わったら、
買い物して、晩御飯作って、
また月曜日を迎えるんです。
きっと毎週・・・。
何年間もです・・・!!
そういったストーリーが
僕の中で湧いてきて・・・
涙がぶわーっと出てきました。
周りの人はイライラしながら、
割り込んだ人とケンカしたりしてる中、
僕はひとり
『感謝の涙』
が溢れてる状態になっていました。
自分の番になったときに
レジの女性に話しかけていました。
「これ、何時間も
 このピーク続いてるんですよね?」
って言った瞬間、
「そうなんですよ~」
っていう、
『その人の声』
が初めて聞こえました。
それまでは、
「いらっしゃいませー!!」
っていう、
その人じゃない声で、
人ではなく、空間に向かって発してる声
だったのが・・・
変わったんです。
そして、続けて言いました。
「日曜日大変ですよね〜」
「あ~、ありがとうございます。
 でも、毎週ですから~。」
「ちなみに、日曜日も
 働いていらっしゃるんですね。」
この言葉を伝えた瞬間、
その人の笑顔を
初めて見ることができました!
「ありがとうございます!」
って笑顔で言ってくれたので
僕もいつものように
「僕、あなたみたいに
 家族のために一生懸命働いてる人に
 感謝を伝える活動をやってます。」
って言って
ハッピーマイレージのカードを渡しました。
そのときにその人が
思わず声を出したんです。
「えー!!!
 ありがとうございます!!
 この後、
 がんばれます・・・。」
そして僕は
レジを離れました。
僕の胸中は
感謝と感動
しかありませんでした。
起きてる出来事は一緒。
日曜日の夕方、
スーパーのレジが混んでいる・・・
その中で、
イライラしながら
夫婦ケンカすることもできます。
でも、今の状況だけじゃなくて
働いてくださってる方の
日常に想いを馳せながら、
感謝の気持ちがいっぱいになって、
それを相手の人に伝える。
そして、
初めて人生で会った人と一瞬でつながる。
その行動も選べる
んだなって思ったんです。
僕はいつも・・・
思うんです。
「みんな
 ハッピーマイレージ
 やったらいいのに」
って。
僕はハッピーマイレージをやる前
そんな感謝と感動ができるような
人間じゃなかったんです。
待たされるのが何より嫌いでした・・・。
マクドナルドで
色んなノウハウも持っていたので、
「なんだよ、あのレジの開ける
 タイミングおかしいだろ!」
「なんであそこで品出ししてる人間は、
 この時間にやってるんだ!」
「そもそも、これマネジメントしてる
 人間はどこに立ってるんだ!」
というような
批判満載な人間
だったんです。
知識もたくさんありましたし、
改善方法も分かるからです。
でも、今は
知識があっても・・・
そこにアンテナはありません。
今は、
「レジに並んでる家族は
 なんでケンカしてるんだろう。
 それは、
 月曜日から金曜日まで
 一生懸命働いてるからじゃないか?」
そんな風に・・・
そこにいる人の日常に
思いを馳せることが
できるようになりました。
だから、
ケンカしてる夫婦を見て、
うるさいなとも思いません。
むしろ・・・
「頑張ってるんだな」
って思えるんです。
前は、
働いてる人に笑顔がないのを見て、
「なんでスマイルないんだろう?」
って思っていましたが
・・・今はありません。
むしろ、
「必死に頑張ってるんだな」
って・・・思えるんです。
感謝しかありません・・・。
すべては自分の選択。
レジの女性と出会えて、
改めてそう実感しました。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございましたっ!
今回の「鴨め〜る」は
《レジ打ちの女性が教えてくれたこと》
というテーマでお伝えさせていただきました。
何か伝われば嬉しいです!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。