「人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった」の内容を少〜しだけ紹介しちゃいますっ!
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それではいっちゃいま~す。
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『肩書きではなく、仕事の価値は自分が決める』
〜その4〜
僕の頭の中は、一瞬で真っ白になりました。
「やばい!」と思ったのは、怒られた当の本人であるぼくではなくトレーナーの川内くんでした。
「すいません!私がフォローをサボっていました!」実際には川内くんはサボっていた訳ではなく、一瞬他のポジションのフォローをしていたのですが、新人の仕事から一瞬とはいえ目を離したのだから、彼のレベルでいえばトレーナーとして当然の謝罪だったのかもしれません。
困ったのは、少し状況が飲み込めてきた僕の方でした。
明らかに我々クルーとは違う、ネクタイをビシッと締めたマネージャーが、烈火のごとく怒って「帰れ!」と言っている。
理由やことの重大さの認識はあいまいでしたが、状況のヤバさだけはひしひしと伝わって来ていました。
そんな時、とっさにぼくの口から出てきた言葉は、周囲を驚かせるに足りる一言でした。
「いやです!帰りません!」
意味不明である…。
マネージャーはお客さまに商品を提供してお金を払っていただくことの重要性を“完成品基準”というメジャーでクルーたちに伝えていこうとしているのですが、そのときの僕はたくさんの人の前で否定された恥ずかしさで完全に感情的になっており、ただ「帰りません!」という子どものダダをこねている状態と等しい言葉しか出てこなかったのです。
中学・高校と野球部に所属し、甲子園出場まで果たした名門校のキャプテンをしていたぼくの自尊心が、こんなチャラチャラした所で働いている連中に負けるわけがない…
いや、今は確かに負けているが絶対に負けっぱなしでなるものか!と逆上発火してしまったのです!
その後、トレーナー川内くんの必死のフォローにより、何とか当日のシフトを終え、記念すべき僕のマクドナルド生活1日目は終了しました。
仕事を終えて事務所に上がり、少しだけ冷静になった僕は川内くんに「あのプロダクションコーラーをしていたマネージャーさんは誰ですか?」と聞き「Sさんといって、アルバイトのマネージャーでスィングマネージャーなんだ」と教えてもらった。
「そうか…。じゃあ俺は1日も早くあのスィングマネージャーになってやる!」
そこに到達する為の道筋もハードルも知らずに、ひとり心の中で誓ったのです。
友人に誘われていやいや始めたマクドナルドのアルバイト初日はこんな風に波瀾万丈なスタートでした。
今から振り返ると、この時から僕の“日本一のマックバカ”はスタートしていたのかもしれません。
次にアルバイトに行く予定は2日後でした。
その当日は正直、行きたくないなぁという気持ちで朝から気が重かったのを覚えています。
そんなときに、大学でマージャン仲間に捕まってしまったのです。
「おう鴨頭!ちょうど良かった。メンツ探してたんだよ、いこうぜ」
最初は「アルバイトの15時までなら良いよ」と言っていたのですが、マージャンをやったことのある方なら分かるでしょう…そんなに簡単に抜けられるものではないのです。
13時頃になって、「もうバイトいかなきゃ」と一応言ってみるもみんなして声を揃えて言うのです。
「マックの社員じゃないんだから、なんか理由つけて今日は休めばいいじゃん!」と。
友達3人が言うのを振りきってバイトに行けばその場がしらけてしまうことは間違いないし、マージャンもやめたくないし、初日に「帰れ!」と怒られたばかりだし…。
何かと理由をつけていく内に「休めばいいじゃん」という目の前にいる友人の声しか聞こえなくなってきた僕はそのうちに《そうだよ、俺なんかいかなくたって誰も困らないし、たかがバイトじゃん。そんなに悩むことでもないよな!》と、その場で最も楽な決断をする気になってしまったのです。
そうして、友人の部屋の電話を借りてアルバイト先に休むための電話をかけました。
<〜その5〜へ続きます>
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ps
この本の出版を記念して
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特別サイトもうすぐ完成しますので、楽しみにしていてくださいね。