僕はアルバイト時代を含めると合計25年間自分の人生をマクドナルドに捧げてきました。
その間、本当にイキイキと働き続けることができて本当に良かったなぁって今でも思っています。マクドナルドで働いている経験の中から本当にサービス業ってすばらしいなって感じるようになりました。
なんでかっていうと、毎日出会うお客様っていうのは、実はその仕事をしていなかったら他人であり、出会わなかった人なんです。
サービス業は、そんな出会わなかったかもしれない他人に対して
「毎日、少しでもその人に元気になってもらえたら・・」
「少しでもハッピーな体験をしてもらいたい」
「もしか痛みを持ってるお客さんであれば癒してあげたい。」
そんな気持ちで目の前にいるお客様のことを、役に立とうと思って働くことができて、それがお客様に喜んでもらえることで実は給料までもらえちゃう。
で、自分の人生とか、自分の家族とか周りにいる人を幸せにできるっていう、ものすごいハッピーが循環してる仕事なんじゃないかなって思ったからなんです。
だから僕はずっとマクドナルドで働いている間
「僕の夢は、全国3300店舗で働く17万人の
マクドナルドのアルバイトスタッフの力で
日本人を幸せにする!!」
って色んなところで伝えまくって働いていました。
やればやるほど想いがどんどん高まっていたのですが、ある日
「ちょっと、待てよ」
と思うことがありました。
目の前のお客さんを幸せにしている存在は、マクドナルドだけじゃなくて『 世の中にすごいいっぱいいるじゃないか!!』っていうことに気づいちゃったんです。
それこそ居酒屋さんで働いているひとだったりとか
コンビニエンスストアで働いているひとだったりとか
駅員さんだったりとか
それ以外に直接人に関わっていない仕事、
例えばパソコンのソフトを作っている人だって、そのソフトを通じて楽になる人、喜ぶ人が絶対いるはず!!そう考えると、接客業じゃないように思える仕事も実はサービス業で、極端なことを言うと
働くっていうことは・・・『必ず誰かの役に立ってる』って感じるようになったんですね。
そして、同時に気づいたことがありました。
そんなすばらしいサービス業をしていて、目の前の人を幸せにしたり、楽にしたり、すばらしいことをやってる人自身が、どれだけ自分の仕事の意味、意義を感じて毎日生きてるかっていうと・・・
全然感じてないんじゃないかな・・・
ということです。
朝目が覚めた瞬間から疲れた、今日も働かなきゃって思ったり。
職場にいるときが全然やっぱり人の目ばっかり気にして、辛くて我慢して働いている人がいたり。
もっとはっきり言っちゃえば、病気になっちゃうような人もいるという現状を見たときに「不自然だって、こんなのおかしい・・」って思うようになりました。
むしろ、本当は人は人の役に立ってるときに「 自分ってすばらしいな~!!」って感じる方が自然だって思ったんです。
サービス業で働く人が働きながら
「本当に自分には価値がある」
「なんて素晴らしい仕事をさせてもらってるんだ」
「嬉しい、ありがたい」
って思えるようなそんな社会を作るために
できることがなんかあるはずだ。
って思う様になりました。
それをきっかけに僕は
ハッピーマイレージ
っていう活動をやるって思い立って
マクドナルドを卒業して、
この約2年間・・・
ハッピーマイレージっていう活動を
とにかく多くの人に伝え続けて、
命尽きるその瞬間までやるって決めちゃったんです。
そのハッピーマイレージの活動は、
始まってから約2年くらい経って、
今ではカードを配ってくださってる
メンバーさんが1853名もいるんです。
また、ハッピーマイレージのカードは、
もう7万枚がもうそろそろなくなりそうになる
っていうところまで活動が広がってきていて、
本当にそれも『ありがたいなぁ』って思ってます。
でも僕は、人口で言うと約4000万人いるって言われてる
サービス業で働いている方々全員に
このハッピーマイレージの活動を『知ってもらいたい!!』って
すごい思っていて、
で、『そのためだったらなんだってやる!!』って決めて生きてます。
毎日僕がやってることはとにかく
1枚でも多くのカードを配ることです。
毎月やってることは1人でも多くの人に
この活動を知ってもらうための
『ハッピーミーティング』
っていうイベントを開催することです。
でも、もっと長期的にたくさんの人にこの活動を知ってもらうために
『絶対にこれだけはやる!』って決めていた
2年前に決めてたことがあるんですよ。
それは・・・
『出版する』ってことでした。
出版することによって直接出会えなかった人とも
出会えるチャンスがあるっていうのは
すごいことだなぁって思っていました。
しかも僕にはマクドナルドで
『日本一のマックバカ』として
自分の職業を誰よりも愛して生き生きと輝いて働けた、
っていうすばらしい経験がありました。
でも、それは決して
僕が優秀だったからじゃないんです。
本当にダメなアルバイトだったし
舐めたアルバイトだったし
本当にふざけた社員だったけど、
必ず僕がダメで失敗したときには
助けてくれる素晴らしい人との出会いがありました。
その人たちの力で
僕は『マクドナルドが大好き』っていう状態で
働き続けることができたなぁって思ってて
その体験をもしも、
いま働いている人たちが知ってもらえたら
自分もそうやって働きたいって
『自分のやる気スイッチを自分で入れられる』ってすごく思ったんです。
だから、
ぜひこの体験を1人でも多くの人に伝え、
そのことによって
ハッピーマイレージの活動が広がったら・・・
いや、
ハッピーマイレージの活動を知らなくても
「自分がやってる仕事って本当に人の役にたってるんだなぁ」
「毎日毎日人の役に立ちながら働かせてもらってて
お給料までもらえて、なんて幸せなんだ」
ということに働いている人すべてに
気づいてもらえるのであれば最高に嬉しいことだなって思ってます。
僕はハッピーマイレージの活動も
講演活動も
本を出版することも
価値として全く同じだって思ってるんです。
日本中の人が
世界中の人が
自分の仕事は本当にすばらしいって感じて
『 毎日働けるって幸せなんだな』って
思えるような社会づくりにほんのちょっとでも貢献できる。
そんなみんなが笑顔で生き生きと働いていけるために
僕が伝え続ける事こそが
そんなみんなが笑顔で生き生きと働いていける
社会づくりのちっちゃな一歩になるって確信しています。
最後まで読んでもらえて嬉しいですっ。