本記事は動画の【27:32】辺りから▶超一流の成功者が実践する「思考習慣」
資金繰りが上手くいかなくなった“ある経営者”の話
例えば僕の仲間の経営者で資金繰りに苦しむ時期がありました。
売上はあるんだけど、資金繰りが回らなくなったんです。
銀行にいくら企画持ってってもお金貸してくれなくなって、いよいよキャッシュアウトしたら会社潰れますからね。
売上あっても利益あっても、キャッシュアウトしたら会社潰れるので。いよいよまずいとなって。
それまでは全然「俺は指導なんか良いよ」なんか言ってたんですけど、「こりゃまずいもう倫理指導しかない」と思って諦めて受けに行きました。
先生に相談しました。
「先生、会社の資金繰りがまわんねえ、どこに借りたら良いんだ金を」
って聞いたそうです。
そしたら先生はこうおっしゃいました。
「明日から毎朝目が覚めたら奥様に手をついて謝りなさい」
その経営者は言いました。
「ちげえよ先生、夫婦仲相談してねえんだよ。金がまわんねえんだよ」
先生はおっしゃいます。
「明日から毎朝奥様に手をついて謝りなさい」
その経営者の方は
「そうだ。倫理は理解・納得できなくても行わなくちゃいけないんだ」
と思って、全く理解・納得できない。
こう思ったそうです。次の日の朝一応やろうと思って手をついて「あきこ申し訳ない」って言いながら、奥様の顔見ながら心ではこう思ったそうです。
「謝ってほしいのは俺の方なんだよ」
でも、行わなければならないというルールがあるので、行ったそうです。
でも何も変わりません。
次の日も謝った。何も変わらない。
1週間続けたが何も変わらない。
相変わらずお金を貸してくれるところはない。
でも続けろと言われたので続ける。
2週間経っても何も変わらなかったそうです。
ところが3週間目のある朝、いつものように「やんなきゃいけない」って思いながら手をついて謝った瞬間、心が動いたそうです。
3週間経って気づいた倫理指導で言われたことの意味
「あきこ申し訳ない」
突然涙がぼたぼたと布団に落ちたそうです。その時にわかったそうです。
「ああそうか!俺は、俺の人生のために全てを投げ打って彼女はついてきてくれたことを、何にも受け止めてなかった。」
「彼女は結婚した時、自分のお父さんお母さんから、俺のお父さんお母さんを親だと思うようになってくれた。こんな大きなことを受け止めてくれたことを、俺はなんとも思ってなかった。」
「しかも会社を起こした時、今まで勤め上げてきた彼女は会社を辞めて、そのキャリアを全部捨ててうちの会社の手伝いをしてくれた。俺はそんなこともわからない人間だったんだ。」
「そんな人の気持ち、身近なカミさんの気持ちもわかんねえやつがなんで社員の気持ちがわかるんだ。なんでお客さんの気持ちがわかるんだ。ああ、俺は何にもわかってなかったんだ。」
ということにお気づきになったそうです。