本記事は動画の【05:11】辺りから▶鴨頭嘉人の「経営のヒント」社内の腐ったみかんは排除すべきか?
「腐ったみかん」と呼ばれていた生徒から声をかけられるようになった奥田校長
みんなが「腐ったみかんだ」って言っている生徒をとにかく追っかけ回して、そして「おぉ、今日もカツアゲやってんな」とか「今日も商店街の窓ガラス割ってんな」とか。
その時は絶対に声かけないです。
でも、その不良たちがたまたま落ちてたコカコーラの缶をゴミ箱に捨てた瞬間に、ダァーっと駆け寄って「お前すごいな!めちゃめちゃ良いことするやつだな!お前良いやつだな!」
そしてまたストーカーして「また女の子蹴ってんな…」
「バイクうまいこと盗るな…」
「ガソリンああやって抜くんだ…」
でも仲間を庇った瞬間にダァーっと行って「お前仲間思いだな!」ってやってストーカーを続けるんです。
そのうち学校の中で奥田理事長は「おぉ、校長ー!」って不良どもから声をかけられる不良の親玉になっていきます。
そして次に奥田さんが取り組んだのは、先生の教育でした。
先生が、不良ですから校則なんて守ってるやついませんから「何やってんだテメェ!正座しろ!」って言って説教してるわけです。
そうすると奥田理事長はその先生に「ちょっと理事長室に来てくれ」って言うんです。
理事長室に入ったその先生に対して「何考えてんだお前は!良いか?生徒はお客さんなんだ。つまり先生の仕事はお客さんを喜ばせるんだ。生徒を喜ばせろ。お前の給料は生徒のお母さんが払ってるんだ。サービスせんか!」って言ったそうです。
今までの学校の先生からすると「こいつアホか?あんな不良喜ばしてどうするんだ?」と。
でも奥田理事長は頑として譲らないです。
「学校はサービス業だ。何教育者面してんだ。学校に教育者などいらん!サービス業になれ」って言い続けたそうです。
で、そのうち先生はパカっと2つに分かれて、どんどん辞めていく人は辞めていきます。