本記事は動画の【06:47】辺りから▶自信がない人へ仕事も恋愛もうまくいく成功法則
「簡単」に本を出版することができた鴨頭嘉人のとあるエピソード
なんでかって言うと、僕が聞いた相手が良かったんです。
「簡単に出るよ」って言ってくれたから「簡単だ」と思ったんです。
「本は簡単に出る」って思ったんで。
なんなら僕、新潮社に電話した時、こう言ったんです。
「あ、すみません、世界を変える男、鴨頭嘉人です。僕本を出すことが決まってるんですけど、いつ行けば良いんですか?」って言ったんです。
そしたら向こうの人が慌てたのね、今考えたらよ?
「あぁ…少々お待ちください」って言って。
確認して「じゃあ来週の木曜日の午後1時に来られますか?」って言われたわけ。
「あぁ、行けます行けます」とか言って、行ったわけよ。
今になってわかったのよ、最近になってわかったんだけど。
恐らく先生だと思われたのね、著者の。
出版が決まってる人からの電話だと思ったのよ。
そうじゃない?
多分。
俺、その時はわかってなかったんです。
「おぉ、なんだ結構簡単に出してくれるんだな」って思ったんですけど。
今振り返ってみるとそんなことなくて。
確かに現実的には、一般的には簡単には出ないんです。
しかも新潮社なんかめっちゃでかい出版社だから。
1ヶ月に大体30冊から50冊出す出版社なんで。
年間300〜500出すんで、普通じゃない。
宮部みゆきとかと一緒に僕本出てるんで。
多分普通じゃなかったんですけど、でもそんなの考え方です。
「普通は難しい」って思ったらそうなるし「難しいよ普通は」って言う人が周りにいると難しくなります。
でも僕の場合は聞いた人が「いや企画書出したら、出るから」って簡単に出るかのように言われて、僕は簡単に出ると思って電話しちゃったんで、出ちゃったんです。
で、僕はそれからなんでもこう言うようにしました。
「簡単、ちょろい」
うちの社員に聞いてもらったらわかります。
うちの会社でもほとんどなんでも「簡単」って言うもんね?
「え、これ簡単じゃない?」
「簡単ですね」とか言ってやってるよね?
だから他の会社で何年かけてもできないようなことを、うちみたいに一般的にはちっちゃいしょぼい会社が最も簡単にやってのけるんです。