鴨頭嘉人直伝|売上アップ!最大限の成果を発揮する方法[14]

圧倒的な仕事力

本記事は動画の【30:41】辺りから▶圧倒的な成果を上げる『仕事力』あの人はなぜ、いつも成果を出し続けられるのか?

目標達成するために、時には手段を選ばない

 

時には30分に1回売り上げ出てくるんで、ちょっと待てよこのペースだと営業時間の予定のね、元々の予定時間22時30分閉店なんで、22時30分に80万しかいかねえと20万足んねえと。

 

20万を深夜の時間に売る切るのは無理だと。

 

このまま行くと次の日の午前11時になりそうだと、100万行くのに。

 

やべえなってなったら、今度はもう当時っていうのはねなんて言うんですか、POSデータに50円とか100円とか150円とか200円とか価格だけを席料っていう形で設定できる機能があったわけ。

 

今は廃止になって変わっちゃったんだけど。

 

当時は店舗で商品を設定する時代だったので、僕はね、七色の価格設定っていうのを仕込んであるわけですよ。

 

マクドナルドはね、やっぱりディスカウントが強いんですよ。

 

その中で「ちょっと待てよ計算上これで行くと、まずはチキンマックナゲット半額だ。よし行け!」とか言って。

 

チキンマックナゲット今なら半額っていうPOPを手書きで書いたのいっぱい用意して、段ボールにそれを貼って紐をつけてサンドイッチマンを外に行かして、

 

「今ならチキンマックナゲット半額、時間は今の30分だけ、残り29分30秒」

 

とかってやるわけですよ。

 

そしたらドドドーって来て、よっしゃーとか言って。

 

「この時間乗り切ったな、次の時間は何で行くか?もうちょっと強いので行くか」って言って。

 

「よし今ならハンバーガー1個買うと、2個だ行け!」とか言って。

 

「今ならハンバーガーを買うと2個!今ならハンバーガーを1個買うと2個プレゼント!こんなチャンスは今しかない。新店のオープンならでは。普通の店舗では無理です」とか言って。

 

そしたらドワーっと行列ができて、常に行列1時間に1回作るってなったんです。

 

全部企画書取ってないんで、マーケティング本部の人来たんですよ。

 

いつでも来たら良いですよって言ったら来て。

 

「鴨ちゃんあれはまずいよ」って言うから。

 

「なんの話でしょうか?」

 

「いやあんなキャンペーン許可してないよ」って。

 

「えっ、なんの話ですか?」

 

「いやチキンマックナゲット半額だよ」

 

「そんなのやってません」とか言って。

 

「だってさっき駅前にいたぞ」とか言って。

 

「本当ですか?ちょっと僕見てきます。いないっすよ?」

 

隠してあるからねもうね。

 

「いないですよどこですか教えてください」

 

「あそこだ」

 

「いないじゃないですか」って言って。

 

完全にすっとぼけた演技を繰り返しながら、とにかく100万売るためにはなんでもやるんだって言って、そのうちいくらディスカウントしても客単価が下がってくるんで、確かにお客さんすっげえがっつくんだけどちょっと足んねえなって、これはもう必殺技で近隣店舗の店長に電話するんですよ。

 

「今からお店の倉庫にあるおもちゃ全部持ってこい。なんでも良いから持ってこい。高そうな奴から安そうな奴まで全部持ってこい。」って言って。

 

ブワーって持ってきて。

 

お店の裏のところでスタッフ集めて、

 

「いいかこれ福袋にするからとにかく大きさ勝負だ、でかくしろ。どんな組み合わせかはお楽しみで良いからでかい袋にしろ」

 

って言って、でかい袋にして2500円で売るんですよ。客単価上げるにはそれしかないから。

 

しかもそれって来てるお客さんに追加で売るからさ楽なのよ、呼び込まなくて良いから。

 

「2500円どうせ売れんだからハンバーガー3個つけちゃえ」とかなるわけですよ。

 

「今なら1個買うと3個つきます!」とか意味が…、お客さんも「どういう意味ですか?」って。

 

でも「大丈夫だとオモチャがあると、しかもこれ在庫計上してねえようなおもちゃだから売っちゃえばわかんないから売っちゃえ」って言って。

 

無茶苦茶だね、俺言いながらやべえことしてたんだなって思ったんだけど、それでドカーンと客単価も上がって、予定の22時30分は少し過ぎた、23時に100万のチケットを店長がかざしてみんなやったぞって言って泣くんですよみんなで。

 

次回:15)売上をあげるために大切なことを鴨頭嘉人が伝授!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。