鴨頭嘉人は43歳の時に自分の本当の生き方がわかった!
でもやっぱり禅問答じゃないけど、やっぱり表裏一体。
鴨頭嘉人
西野亮廣
そうなるんですかね?
そうなるなと。でもそうじゃないですか?
鴨頭嘉人
西野亮廣
僕、確かに嫌われるみたいなことは…。
だから嫌われようとしなくても人気者になろうと思ったら受け入れながら前に進むしかやっぱりなくて。
でもそれは全然悲観的じゃなくて、「人気者になる」って決めてからなんか、間をすっ飛ばして言うと自分がわかったなっていう感覚があったんですよね。
鴨頭嘉人
西野亮廣
なるほど。
僕は生まれた時から転勤族でいじめられっ子で。
鴨頭嘉人
西野亮廣
あ、そうなんですか?
そうです。
小さい頃はいじめで失声症って言って、声が出ない病気も何年かやったことがあって。
ずっとその時から「人に認めてもらいたい自分の存在に気づいて欲しい。友達が欲しい」っていうのがずっとあって。
結局それ抱えたまま俺、大人になってたんだなっていうことがわかって。
でもどっかでそういうのって言うと、なんか弱い奴だと思われるバージョンがあったりとか。
「結局自分のことしか考えてない奴だ」って思われるんじゃないかっていう周りの目を気にしながら43歳まで生きてきて。
43歳の時に10年前なんですけど、今から。43歳の時に「違う」って。
「俺、結局自分を癒す生き方をしない限り俺として生きられない」ってなったんです。
そこからは周りから批判を浴びても平気なんです。だって俺そういう人間だからって。
鴨頭嘉人
西野亮廣
なるほど。
自己理解ができれば人生は大きく前進する!
だから初めて多分43歳で自己理解ができたんだなって今はわかって。
だから、例えば僕は社会貢献活動とかも「趣味社会貢献」って言ってるんで、社会貢献活動とかパシフィコ横浜とかでやるんですけど。
参加された方からメッセージとかで「鴨頭さんがっかりしました」って。
「あなたは結局、働いてる人を輝かせるとか言ってるけど、本当は自分のためにやってるんですね」って。
メッセージが来ると、僕は速攻で返信するんですけど「そのとおりです」と。
鴨頭嘉人
西野亮廣
なるほど。
「僕は全て僕のためにやってます」と。
僕はサービス業で働く人が本当にこの仕事をやっててよかったっていう、体験をするっていうのを僕が見たい。そのために様々な活動をやってるんで。
「よくあなた見抜きましたね、ありがとうございます」と。
鴨頭嘉人
西野亮廣
なるほど。
それができるようになってから前に進めるようになったなと思って。
鴨頭嘉人
西野亮廣
素晴らしいですね。