本記事は動画の【01:48】辺りから▶モチベーションが爆発する3つの仕組み
時間があれば向かいの競合店に見学へ
その姿を採用させてもらったばかりのスタッフと一緒に見ながらこう言います。
「いいか、見てごらん?モスバーガーの客席で、弘前中のご家族が笑顔で楽しそうに食事をしているよね?素晴らしいと思わないか?飲食店っていうのは単にお客様のお腹を満たしているわけじゃない。こんな風に家族との笑顔、思い出の瞬間を生み出してるんだ。飲食店って素晴らしいと思わないか?うちのお店もこんな風に素晴らしい家族との思い出を作れる日本一のお店にするんだ。日本一のマクドナルドを一緒に作ろう。そのために君のことを採用させてもらったんだよ」って、全員に僕がわざわざモスバーガーさんの客席まで行って語りかけます。
初めてアルバイトしている高校1年生にも。
僕よりも年齢も経験も上の主婦の方にも。
厨房や倉庫、見えないところでしか働く予定のない男性スタッフも。
必ず僕が1対1になって、わざわざモスバーガーの客席まで行って、しかも何度も何度も暇さえあれば。
暇だったんです、売れなくて。
だからとにかく何回も行ってました。
もう雪が降ってても。
マクドナルドのユニフォームは半袖ですから。
そのまま半袖で「行こう!見に行こう!モスバーガー見に行こう!」って言って。
だから当時のモスバーガーの店長さんは僕たちの姿を見て「あいつら一体何やってるんだ?」って相当ビビったと思います。
とにかく必死だった、マクドナルドの店長時代の鴨頭嘉人
でも今になって思うんですけど、リーダーが本気になった時の姿って周りから見たら滑稽な姿かもしれない。
いやきっとそうだと思うんです。
本気のリーダーってスタイリッシュとかカッコ良いっていう感じじゃないと思うんです。
本気になったリーダーって。
周りから見たら「何やってんだ。そこまでやる必要あんの?何調子こいてんの?熱くなっちゃって」ってそんな風に周りから見える状態がリーダーが本気になった瞬間なんじゃないかなって、僕は今でもそう思います。
でも、僕は本当に必死だったんです。
だってここで失敗したら会社辞めるしかなかったからです。
だから必死にやりました。