本記事は動画の【06:48】辺りから▶過去の辛い記憶を書き換える~不安と悩みをなくす方法~生き方 セミナー
過去に起きた出来事の事実ではなく「記憶」がセルフイメージを作り出す
もう1つ言いましょう、過去も。
過去の事実は1つしかないと思ってるかもしれないけど、もちろん事実は1つですよ。
でも過去の記憶は自分が作ってます。
過去起きた出来事は、みんなが真実だと思ってるものは、本当は真実ではなく記憶なんです。
例えば私は小さい頃からお父さんとお母さんに愛されなかったという記憶が、ほとんどの人のセルフイメージを下げる要因です。
お父さんお母さんに愛されてたという記憶がある人はセルフイメージが高いです。
お父さんお母さんに愛されなかったという記憶がある人は、セルフイメージが低いです。
周りに素敵ですねって言われても、「僕なんて…」、「私なんて…」って言います。
受け取らないんです。だから「私なんて…」という未来が来ます。
でもこれは全て事実ではありません。記憶です。
鴨頭の実体験からわかる、自分の中で作り出す「記憶」の力
例えば僕親父が4年前に死んだんです。で、死んだ時にうちのお袋とうち兄貴がいるんですけど、兄貴と僕2人兄弟なんで、僕と3人で喋ったんです。
まあカミさんとかいましたけど、ほっといて。鴨頭家の3人で喋って、親父の思い出話を死んだばっかりだったからしてたんです。
僕はこう言ったんです。
「兄貴は大変だったよね、いつも親父に殴られてすごく厳しく育てられたから」
兄貴は親父がずっと怖かったわけです。50を過ぎても。
だから
「いつも殴られて大変だったよね。長男ってね、大変だね。でも俺ってさ1回も親父に怒られたことないじゃん?」
って言ったわけ。
そしたらうちのお袋が俺の顔じーっと見て、不思議そうな顔して
「あんた本当に面白い子ね。あんたもいっぱい殴られたんよ」
って言ったんです。
マジで?全く記憶ないです。
僕はこう思ってました。
兄貴はすごく親父に怒られて可哀想だったけど、俺は次男坊でめちゃめちゃ可愛がられて本当ラッキーだったって思ってたんです。
でもお袋曰く、お気に入りは兄貴だったらしい。
この事実を知って僕のセルフイメージは下がりますか?下がりませんか?下がらないんです。
つまり自分の記憶の方が事実よりも真実なんです。