本記事は動画の【06:03】辺りから▶口下手な人は知らない 人を動かす話し方の極意
会場にいる全員が魅了された圧倒的なオープニング
それぐらいオープニングっていうのは「聞き手の緊張感を高めることが大事」っていうのがよくわかってる方で、西任さんの講演会を僕が主催で1回やってもらったことがあるんです。
すごかったですよ。
あ、僕初めて講演会聞いたのあれだ、僕がデビューした研修会社、でっかい研修会社なんです。
2,000社くらいの会社と契約してる大きい会社があって、そこの講師が専属講師、雇われてる講師が80人ぐらい集まってるところ。
で、講師をトレーニングする講師として、西任さんが呼ばれたんです。
だから聞き手はみんなプロ。
バンバン喋ってお金稼いでる人たちに、スピーチを教える役として西任さんが呼ばれる。
しかもそこの会社の講師、専属講師はみんな元社長とか、営業でトップで一人で10億円売ってる人とか、すごい人ばっかなんです。
年齢的にも講師って体験談を喋る人が多いんで、年齢も高め。
50歳くらいが平均かな。
で、西任さん、その時37歳くらい。
で、綺麗な女性がおっさんたちとかの前でやるわけです。
そのオープニングすごかったです。
「…私に何が伝えられるんだろう?今日、この場所でお話をさせていただくという話をいただいて3ヶ月半、私はずっとそのことを考えていました。私に何が伝えられるんだろう?私はみなさんのようにビジネスの世界で何か大きな成果を残したことはありません。そもそも私は会社で勤めたことが一度もない人間です。そんな私がみなさんに一体何が伝えられるんだろう?3ヶ月半、ずっとそのことばかりを考えていました。」
「もしも私が皆さんに何か伝えられるとするならば、たった一つだと思っています。言葉です。私はラジオDJとして15年間、何十万人という目に見えない、相手が誰かもわからない、生放送で言葉だけでメッセージを伝えるという現場で生きてきました。時には数万件のクレームがかかってくる。そんな現場で15年間、生番組を続けてきた。もし私に伝えられることがあるとするならば、その言葉の素晴らしさと言葉の恐ろしさ、これだけなんじゃないかなと思っています。今日一日一緒に学べることが嬉しいです」っていうオープニングをかましたんです。
もう完全に持っていかれましたね、全員。