「こんにちは」から始めない!伝えたいことが伝わる「スピーチ」のコツを伝授!|鴨頭嘉人直伝[1]

人の心を動かす話し方

本記事の動画はこちらから▶口下手な人は知らない 人を動かす話し方の極意

「緊張」している時ほど相手の話をよく聴く、人間の真理

 

プロが使ってる技術なんですけど、言っときます。

 

すぐにできなくても良いんですけど、基本的に聞き手の聴き力って緊張してる時とリラックスしてる時どっちが聴き力高いと思う?

 

人間。

 

そうなんです。

 

緊張してる時なんです。

 

ということは、オープニングはリラックスさせちゃダメなんです。

 

だからいきなり「リラックスしましょう」って言ってる人って、効果をあんまりわかってないんです。

 

最初、緊張させてあげたほうが良いんです、聞き手を。

 

そのほうが聞き手はぐわーっと聞いてるから。

 

リラックスしたら誰だって聞かなくなるんじゃないの?

 

人間っていうのは。

 

だから緊張してたほうが良いんです。

 

リラックスしたいのは講師なんです。

 

厳しいこと言うと、本当にそうなんです。

 

だから緊張感を落とさないほうが良いです、オープニングでは。

 

で、疑問って緊張の一つなんです。

 

緊張っていっぱいありますからね?

 

緊張っていうのは、「どうしてだろう?」っていう緊張って、上がってるよね?

 

「あぁ、知ってる知ってる」は緊張下がってるよね?

 

だからいきなり普通の話をしちゃいけないです。

 

最もいけないオープニングは例えばこんなやつ。

 

結婚式の主賓スピーチやりますよ?

 

こういうオープニングが一番ダメです。

 

「えー、ただいまご紹介に預かりました新郎ひろき君の上司にあたります、株式会社東京カモガシラランド代表取締役を仰せつかっております。鴨頭嘉人と申します。甚だ高いところからではございますが、ご指名でございますので、一言お祝いの言葉述べさせていただきたいと思います。…」

 

聞きたくなる?

 

ならないよね?

 

この時大体会場では「今日の料理さ、メイン料理やばくね?」とか、席順のところとか見て「あ、この人知ってる知ってる」とか言って、他の話してません?

 

どんどん緊張感が落ちてるんです。

 

次回:2)聞き手に「緊張感」を与えるおすすめの方法を鴨頭嘉人が伝授!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。