鴨頭嘉人直伝|子育ても組織作りも「言葉」から!人生を変える「ポジティブな言葉遣い」のススメ[13]

天才の育て方

本記事は動画の【24:43】辺りから▶天才の育て方「子どもは悪い子に育てなさい」

小学校5年生とは思えないスピーチを行った鴨頭一花

 

だって自分、講演家で、話し方の学校っていうところでスピーチ教えてますからね?

 

「学校でどんな授業やってんだ?」と思って見に行ったんです。

 

そしたら小学校5年生ですからね?

 

言っても。

 

なんて言うんだっけ?

 

林間学校みたいなやつ。

 

2泊3日で伊豆の下田っていうところに泊まりがけで行ったんです。

 

集団生活を覚えるためってやつ。

 

で、「伊豆の下田で何を気づいたか?何が楽しかったか?」みたいなのをレジュメに書いてあって、楽しかったことを挙げてくださいみたいなのが書いてあって「アオキくんから順番ね」

 

「はーい!僕は肝試しがとても楽しかったです。怖かったです」

 

「わー、可愛い!」みたいなやつね。

 

「小学校はそんなもんや」と思って見てたわけです。

 

ところが、うちの子供の順番、一花の順番になった瞬間「鴨頭一花さん」って先生に言われた瞬間「はい!」レジュメを置いて、彼女は前に出てこういう風なスピーチをしたんです。

 

「私は今回の移動教室で気づいたことは3つあります。まず1つ目、それはみんなと釣りに行って楽しかったこと。なぜこんなに釣りをしていて楽しいと思ったのか、それは去年亡くなった石巻のおじいちゃんが、私のことを小さい時からずっと釣りに連れて行ってくれて、その時の楽しかった、そして優しかった思い出と、今仲の良い友達と遊びに行って釣りをできている喜び、この2つが心の中で重なったからだと思います」ってやるわけです。

 

いやもう呆然ですよ。

 

「あの子なんなの?」って後ろの父兄が。

 

全校生徒800人いるんですけど、先生が「800人の全校生徒の前で『伝えること』について、誰かお話ししてくれない?」って聞いたらしいんです。

 

みなさんだったらどうですか?

 

「800人の前で誰か『伝えること』についてお話ししてくれない?」

 

誰も挙げないですよね?

 

でも一花は「はい」って挙げたそうなんです。

 

それはもちろんカミさんから聞いたんで、聞いたんです一花に。

 

次回:14)「天才」という言葉で育ててきた鴨頭一花のチャレンジ精神

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。