鴨頭嘉人公式|変化を恐れるな!リーダーに教えたい人材育成の重要性[32]

本記事は動画の【1:07:35】辺りから▶ビジネスで結果を出し続けるリーダーは何を考えているのか?【超一流の思考回路】

店舗の数字よりも見るべきは従業員の「笑顔」

 

僕は、マクドナルドのときそんなのことばっかやってました。

 

スーパーバイザーが一番僕キャリア長かったんですよ。

 

店長を育てるっていう仕事ね。

 

店長を10人から20人くらい部下に持つんですけど。

 

マクドナルドなんて、店長1人で2店舗とかやってたんで当時はね。

 

20人の店長持つと40店舗担当なんですよ。

 

40店舗1ヶ月回れます?

 

回れないですよ。

 

だから店長の育成やないと絶対無理なんですよ。

 

でも店舗に行って確認しないと。

 

店長とだけ話してても店長が認識ずれてる可能性あるじゃないですか。

 

だから全部に入って何見るかというとアルバイトスタッフの顔見るんですよ。

 

極端に言いましょうか。

 

全店舗担当店舗の笑顔率トラッキングしています。

 

仙台沖野店75%とかね、東京だったら中村橋店45%とかね。

 

笑顔比率の低いお店ほど、来店頻度を上げます、スーパーバイザーは。

 

笑顔比率が90%お店は店長と会話すればOK。

 

アルバイトスタッフと会話しなくても大丈夫。

 

もう店長が握ってるからちゃんと。

 

アルバイトスタッフの心を。

 

でも笑顔比率が40%の店は店長がアルバイトスタッフの心を握ってないから、店長とだけ話しているとズレるんですよ。

 

店長の認識が間違ってるから。

 

だからアルバイトスタッフと会話するんですよ。

 

「どう?今お店」とか「何やってて楽しい」とか「何か困ってることない?」とか聞く、店長が気がついてない問題ボッコボコ出るんで。

 

そしたらその材料にして店長と話をする、簡単でしょ。

 

「笑顔の数」を見れば店長とアルバイトの信頼関係が見える

 

でも、そういうことをやっているスーパーバイザーほとんどいなかったんですよ、日本マクドナルド残念ながら。

 

全然いなくはないけど、少ないですよ。

 

だから、僕はスーパーバイザーでトップ評価しか取ったことないです。

 

他のスーパーバイザーみんな数字見てっから。

 

で、お店に行って数字の話するんですよ、あほかっての。

 

いらんがな。

 

数字見て、数字の話すんだったら社長だけでいいでしょ。

 

違う?

 

社長が店長に言ったほうが早くない?

 

「お前数字低いぞ、上げろ」って。

 

社長が言ったほうがインパクトあるし、数字なんか社長が見たってスーパーバイザーが見たっていっしょなんだから、違います?

 

対前年比2%割ってるぞって、誰が見たってわかりますよ。

 

はっきり言いましょうか。

 

教育すればアルバイトだってわかりますよ、そんなこと。

 

もっといいましょうか。

 

アルバイトのが原因よくわかっています。

 

なんで下がっているか、仲が悪いからです。

 

逆にスーパーバイザーとか社長がわかってないんですよ。

 

で、それをチェックしに行くのが、管理職の仕事ですよね。

 

社長、全店舗回れないから。

 

だいぶディープな話になってきましたけど、大丈夫ですか。

 

そうですよね。

 

次回:33)役割を間違えるな!「部下の役割を奪うと会社は続かない」法則を知ろう

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。