鴨頭嘉人公式|変化を恐れるな!リーダーに教えたい人材育成の重要性[26]

本記事は動画の【49:33】辺りから▶ビジネスで結果を出し続けるリーダーは何を考えているのか?【超一流の思考回路】

ディズニーランドから学ぶ「元気」の価値観

 

まず1つ目。今の消費者が求めている価値はこれです。

 

元気です、元気。

 

「は?元気で売り上げ上がるんですか?」

 

はっきり言いますけど、元気めちゃめちゃ売れますからね、元気ないから。

 

めちゃめちゃ元気が売れます。

 

例えば皆さん知ってる会社、オリエンタルランドという会社があります。

 

東京ディズニーランドを経営している会社ですよね。

 

もう東京ディズニーランドなんて、創業して39年くらい経ちますけど、オープン以来一度もとどまることなく、動員人数を上げ続けている唯一のテーマパークです。

 

なかなかないですよ。

 

しかも入場料いくらか知ってますか?

 

めちゃめちゃ高い、7400円払わないと入場もできないんですよ。

 

意味わかります?

 

どうですか皆さんの店舗、入場料を取っている店舗、あります?

 

取りましょうよ。

 

「いらっしゃいませ7400円です」みたいな。

 

すごい会社だと思わないですか?

 

そういうのを勉強しなきゃ、ダメなんです。

 

もっといいましょうか。

 

この感覚をアルバイトスタッフまで知ってる会社、絶対潰れないからね。

 

このビジネス感覚。

 

だって経営者レベルじゃん、この感覚。

 

で、実際あるわけですよ。

 

7400円で伸び続けてる会社が。

 

しかも7400円千葉県とか東京都の人の話ですよ。

 

愛知県から行ったらいくらですか。

 

往復の交通費で3万円弱でしょ。

 

入場足して4万円弱でしょ。

 

何か食べたりとかお土産買ったらもう一万円か最低でも5万円かかりませんか?

 

「元気」を提供しているディズニーランド、実は海外旅行よりも高かった

 

家族4人で行ったら、20万かかるんですよ、海外旅行より高いって知ってました?

 

じゃあ一応質問しますけど、今までの人生、ディズニーランド、一度でもいいから行ったことがあるって方、手あげてもらってもいいですか?

 

お金持ちしか来てない。

 

あんな高いのに、すごいですよねー。

 

全国からほとんどの人が行ってる会社なんですよ、すごいですよね。

 

じゃあなんでか。

 

例えば夏休みの始まりですよ。

 

家族4人が8月の終わりにディズニーランドに行くっていうことを決めたとしましょうや。

 

したら7月の中旬には子どもたちは「ねーねー来月ディズニー行くんだよねー」って言うんですよ。

 

お父さんお母さん「そうだね」って「だから今のうちに宿題早く終わらしとこうね」っていうんでしょ。

 

1週間前になったらまた子どもが「ねー来週ディズニーだよねー」って「そうだね、だから風邪ひかないように気を付けようね」って言うんですよ。

 

前日になったらもっと興奮しますよ。

 

「明日ディズニーだよね」「そうだね、だから今日は早く寝ておこうね」って言うんですよ。

 

当日の朝になったらね親もブレイクするんですよ。

 

「今日ディズニーだね!」「そうだね」って「楽しみだね」って親も言ってですよ。

 

すごいですよ。

 

東京ディズニーランドの一番最寄り駅の舞浜駅とか降りると、もう大人までなんか耳つけてスキップしてんすよ。

 

名古屋駅の前でこんな人います?

 

いないよねー。

 

まだ何のサービスを受けてないですよ。

 

そうですよね。

 

敷地にすら入ってないのにもう元気になってんですよ。

 

ほんでもゲートをくぐった瞬間に7400円払って、めちゃめちゃ嬉しそう。

 

何のサービスも受けてないのに7400円払ってうれしそうなんですよ。

 

しかも中に入ったらクソ高いコーラとかクソ高いポップコーンとか、僕なんかもちろん飲食店にいたんで、原価率から考えておかしくないかあれ。

 

ぼったくりでしょ、あのコーラとか。

 

ハンバーガーとか、クソ不味いのにめちゃくちゃ高いでしょ。

 

ごめんね、スプラッシュマウンテン状態になって、ほんでですよ。

 

へとへとになるまで歩き回されて、またクッソ高いお土産とか買わされてですよ。

 

ありえないでしょ、原価率考えてあんなんね。

 

原価率一桁ですよ。

 

飲食店の皆さんどうですか?

 

原価率9%とかで営業してみてくださいよ。

 

あそこ原価率9%くらいですから、そうでしょ、みたらわかる食べたらわかるでしょ、飲食店員だったら、原価率10%いってないって絶対。

 

それでもう一日中親御さんは歩きまわされて、ああこれもう明日絶対マッサージ90分8000円かかるわってぐらい歩き回されて、帰り際ゲートで家族はこんな会話するんです。

 

「またここに帰ってこようね」って。

 

あってますよね。

 

「元気になれる」というイメージがディズニーランドの価値をあげている

 

ディズニーランドのリピート率って何%か知ってますか。

 

一度来場された方が2度以上来場される確率。

 

なんと97%以上だそうです。

 

皆さんどうですか?

 

皆さんの店舗で97%の再来店のお店あります?

 

すごくないですか、なんでこんなに馬鹿高くて原価が安いにもかかわらず、97%以上のリピート率かっていうと、お客様があそこに行けば、必ず元気になれると、イメージできてるからです。

 

ということは、みなさんの店舗がお客様があそこに行けば必ず元気になれるとイメージを持たせることができたら他のお店に行く理由がなくなるということです。

 

違いますか。

 

元気は不足しているからですよ。

 

食べ物に困ってるんだったら、食べ物を提供してください。

 

今日本で食べ物に困ってる人がいません。

 

良い体験をしたいんです。

 

だから体験を提供しないとお店は潰れます。

 

何業であっても同じです。

 

次回:27)サービスを提供するのに「店舗」は不要!?これからの時代を生き抜くための新常識を忘れるな!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。