鴨頭流トーク術!大したことない話を「面白い」に変える3つの方法[8]

大したことない話を「面白い」に変える3つの方法

本記事は動画の【20:48】辺りから▶大したことない話を「面白い」に変える3つの方法

「ディティール」を話すこととは?

 

だからエピソードトーク、絵が浮かぶ達人というのは映画やドラマを見せているわけ。

 

そういう人が講演会をやるとお客様にこう言われます。

 

まるで今日の講演は1本の映画を見終わったような気持ちです。(そう)言われるんですよ。

 

それエピソードトークが上手いからなんです。それが絵が浮かぶように話すという技術。

 

だからこれちょっと時間の配分っていう壁があるんですけど、基本的にはどうやればいいかって言うと、

 

映像が聞き手の頭の中に映像が浮かぶように、聞き手の頭の中に映像が浮かぶようにディティールを話すことなんです。

 

ディティールを話す。

 

ディティールって詳細なパーツみたいな感じ。詳細なパーツみたいな感じ。

 

「もうあそこの心斎橋の2本目の、橋の隣にあるたこ焼き屋のおばはんめっちゃやばくて、何がヤバいかって言うと、ビーサン右と左違うブランドのをしてて、ピンクのエプロンフリル付きのキティーちゃんやで。」

 

これ何の意味もない話なんです。

 

でもなんかおもろくなってくるんです。それディティールを話しているからなんです。

 

「心斎橋にある、あるたこ焼き屋さんの女性の話です。」

 

同じ事言ってますよね?全然違って聞こえますよね?

 

だから映像が浮かぶようにディティールを話すっていうことが大事なんです。

 

「おばはんの髪型もうリアルサザエさんやで、今どき。マジでやばいって、絶対お魚咥えたどら猫おるって」

 

って喋るんですよ。

 

全く関係ありません、ストーリー。でもなんだかおもしろくなってくるんです。

 

そうやって人の心グーっとちょっと動かしながらオチに持っていくんです。

 

お笑い芸人の話し方こそ「ディティール」の真骨頂!

 

お笑い芸人の話し方です。

 

お笑い芸人というのは1つのオチのためにディティールを細かく話しながら人の心をグッグッ…、ちょっとだけ動かすんです

 

大きく動かしちゃだめです。オチの前に大きく笑ってしまうと、オチが落ちなくなるんで。最後の最後まで大爆笑は誘わない、クスクスだけを持っていくんです。

 

講演とかスピーチで言うと、心が動けばいいんです。

 

例えば、やべえとか、

 

「その時1人の女性が追い抜かして、おじさん抜かして案内されたんですよ、その時思いました、やべえ気づくな、おっさん頼むから気づかないでくれ、心の中で願いました。でもその願いは届かなかったんです。キレたんですよ、てめえ!」

 

って言うからドキドキできるわけですよね?これ心がちょっとだけ動いてるんです、心の中で。そういう風に話していくっていうことです。

 

絵が浮かぶように話すというのは。ここややレベルが高いパートです。

 

次回:9)話を面白くする「エピソードトーク」の3つのポイント:その③

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。