価値観の違いは受け入れること!上司が取るべきリーダーシップの鉄則[10]

価値観の違いは受け入れること

本記事は動画の【20:03】辺りから▶価値観が違っても親しい関係でいることを可能にする方法

事故報告書を書いたからって価値が下がるわけではない

 

それぐらいお互いのことを知る…、

 

セミナー受講者▶就業中にやったんですか?

 

もちろんそうです。就業中にやりました、ミーティングですから。

 

「重要なミーティングだ、強制だ。欠席は許さん」って言ってやりました。

 

勿論その後6時間のミーティングはあり得ないって事故報告書を出しました。

 

僕の考えを言います。事故報告書なんて何枚でも書きます。

 

だって書けば良いんでしょ?あんなの。

 

事故報告書って書いたら僕の価値って本当に下がるんですか?下がらないでしょ?

 

みんな何を恐れているんだって僕思ってました。全然平気です。

 

慣れてきたっていうのもありますけど。

 

事故報告書を書くのが大事なのではない。なぜ起こってしまったのかが分かればいい

 

たまにあるんですけど、現場の子が初めて事故を起こすわけです。

 

事故って犯罪的なのはちょっと置いといて、例えば朝遅刻してお店が開きませんでしたってのも事故報告書なんです。

 

だって営業損失が起きるから。お客さんのクレームも受けるかもしれないから。

 

だから一生懸命やってても事故って起きるじゃないですか?

 

そんなんもバンバンあがってくるんです。

 

そうすると初めて事故報告書の提出を求められた人って超ビビってるんです。

 

で、上司に聞くそうなんです。

 

「どうしたら良いでしょう?なんて書けば良いんでしょうか?」

 

と言うと大体その上司の人知ってるんで、

 

「ああ、大丈夫。鴨頭さんに聞けば彼はフォーマット持ってるから。彼にメールしな。」

 

とか言うと、現場からもメールが来るんです。

 

「鴨頭さん、うちの上司のスーパーバイザーに聞いたら鴨頭さんならこの手の内容のフォーマットを持ってるって聞いたんですけどありますか?」

 

って来たら「あるよ」ピッて送るんで。

 

だからめちゃめちゃ僕は感謝されてました、事故を起こした子達に。

 

で、僕は必ずそういう時は電話するんですけど、僕の方から。

 

「もしもし、杉田くん。事故報告書おめでとう、1枚目なんだって?」

「いや本当にすみませんでした」

 

人事部だから怒られると思ってるからさ、「大丈夫大丈夫、同じやつ俺6枚書いてっから」とか言って、

 

「出しゃ大丈夫だから。だって今回事故報告書出せって言われてびっくりしたでしょ?やっちゃいけないなって思ったでしょ?今後二度としないって誓ったでしょ?それで良いんだよ。あとは紙切れだから出しといて。」

 

ってやるんで。

 

めちゃめちゃ安心しますよ。良いじゃないですか。

 

次回:11)世界中のマクドナルドで唯一のタイトルホルダーが、なぜ最高枚数の事故報告書を書いたのか?

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。